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子どもの思いを全て受け止められるようになりたい。理想と現実で苦しむ保育士


私は保育士をしています。
保育園にはいろいろな子がいます。

その中で私たちは、クラス全体のことも考えなければいけなくて、そうなると子ども個人の気持ちを押し通すことが難しいこともある。

隣のクラスのことも考えて行動するとなると、もっと自由がないかもしれない。
食事の時間とかね。

大きいクラスになればなるほど、我慢することを強いられる。

でもその中には、
我慢できない子もいるし、
衝動的に行動してしまう子もいるし、
逆に我慢ばっかりしてしまう子もいる。

私たちが子どもの頃は当たり前のように言われていたけど、
「みんなと同じように」
とか
「大きいんだから我慢しなさい」
とか
規律を守るための教育って今必要ですか?

もっと自由にのびのびと自分たちの発想で新しいものを作って行こうよ!

と、保育をしていると考えてしまうことが多いんだけど。

しかし、
現実は保育士の気持ちだけではどうにもならなくて、

規律を守ってもらわないと怪我につながる場面が多いです。
大人数の園はなおさら気が抜けません。
そして、

→危ないことを排除する

→子どもの行動を制限する


となってしまうんだよなぁ。

それもこれも、現場の先生が足りてないこと、
園の保育環境が整ってないこと、
先生たちへのプレッシャーなど、
いろいろなところに原因がありそう。

先生たちはみんな自分の理想の保育をしたいと思っていて、
一人ひとりと向き合いたいと思っている。

だけとそれができない環境、
そして自分を責めてしまう。
負の連鎖です。

保育の仕事に携わる人で、
心の病に苦しむ人を何人も見てきました。

毎日決まったリズムとはいえ、
子どもの反応は毎日変わるし、
自分で予期することが難しいので準備にも時間がかかるのです。
(予想される子どもの姿を何通りも考えて全てに対応できるよう準備しなくてはいけないので)(そして結局それが無駄になることもざらにある。)

そして、うまく活動が進まなかった日には自分を責めてしまう。
真剣に向き合っている人ほど思い詰めてしまいます。

子どもたちの想いを大事にしたいと願うなら、きっとまず最初に先生たちの想いを大切にしてあげること。

それが1番良い保育への近道だと思う。

充分に休んで、まずは自分が幸せに働けることを第一に考えましょう。
そうでなければ目の前の子どもたちを助けたり幸せにすることはできませんよ。

世の中のお母さんたちにも同じことが言えます。
もっと力を抜いて、子ども本来の育つ力を信じてあげましょうね。

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