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ぽんこついんず奮闘記 Vol.5妹の決心
「昔の営業はホントに大変でな。血吐くぐらい頑張った」
また、お決まりのフレーズ。
今日も、私とほぼ同期のダメンズは、夜な夜な先輩に連れ出されていた。威勢よくビールを飲み干すと求人広告営業30年以上のベテランのおっさんは、おっぱいやら尻やらコンプラ度外視の話題で笑わせようとした。今なら、セクハラで訴えられても仕方がない飲み方をするおっさんとそれに付き合う私。
でもこれが、「営業女子が生きる道」そう心に言い聞かせた。
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「営業女子かぁ・・・・」
しっくりこない。どころかなんか違う。入社してもうすぐ3年が過ぎるというのに、この仕事を続けるイメージが私には沸かなかった。
むしろ、この仕事を踏み台にして、なんか凄い事を成し遂げたい。その思いだけはあるものの、具体的にどんな事をするか、そんなアイディアすら浮かばなかった。仕事先では、いわゆる偉い人との出会いが多い。なんとなくそんな人達が教えてくれるのでは?と思った。
とにかく、アポイント先で社長やオーナーの名刺を渡された瞬間、目の色を変え色んな話を聞きまくる。
「どうしてこの仕事を始めたんですか?社長になろうと思ったきっかけは?」
ヒーローインタビューのように聞きまくる私に、気持ちを良くした社長は、沢山色んな話を教えてくれた。特に、あの人だ。
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