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ハイスペと過ごしたよりも一生で1番幸福な誕生日
ハイスペックの定義は、昔で言う3高と、大して変わらないと思います。
一流大学、一流企業、背が高くイケメン
きっと結婚する時は、おそらく女性が1度は憧れるであろう、世界5大ジュエリーハリーウィンストンの素敵なエンゲージリング等手に入れる事が出来るかもしれません。
住んだことの無い素敵な土地名で、マンションを購入して、どんな2人の生活なのか想像を膨らませてしまう事、間違いないと思います。
私は医師と付き合っていた時、その方は私の住んでいる所でも有名なお金持ちで、いまでも変わらぬ素晴らしい暮らしをしていると想像出来ます。
その人は確かに、様々一流ホテルをリザーブしてくれて、手際よく、素敵なBARで、皆の前でスタッフを使い花束を贈ってくれるような方でした。
でもそれは私の望むことではなく、
「何故私を好きになったの?」
彼に聞いた時
「顔が綺麗で可愛かった。1発で恋に落ちた。そして食べ方がキレイで、賢さを感じた。上品で、家柄も文句なしで、何かわからないけど、飽きる事がなかった。」
当時を振り返ります。
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彼は理系だ。この言葉に、母から教わった教養と、それを望む彼の母親も、「それ」を彼に押し付けている、上辺の条件に、ある程度当てはまっているという、何か本当に愛されて居るのか未来がつまらないだろうなと、
やはり彼との生活は想像出来なかった。
ほかの女子に流石だね、羨望の眼差しで見られて居るのを感じたが、全く嬉しくなかった。
母が「よくやった!!」まさにその恋人に、母が惚れているのかと錯覚するほど喜んでいるのに相反し父は
「何となくいけ好かない」そう言い続けていた。
6年間も付き合えば相手の事みえてくる。彼はマザコンである事、そしてロリコン、何するにも親の許可を得て、大学時代は、学費はもちろん困らない上に、高い車に乗り、
その上30万の小遣いを与えられていた。
初めてのプレゼントは、恐らく、カルティエのタンクフランセーズだったと思う。赤いケースに入っていた。ただあまり嬉しい感覚がなかった。
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私はつい最近、今の11歳年下の旦那様とバースデーキャンプへ行った。
わたしにはあまり表情というものなく写真もそうだが、今回インスタ𝐈𝐧𝐬𝐭𝐚𝐠𝐫𝐚𝐦にupした私の顔が今までと全く違っていた。
ヤングケアラーとして必死に頑張ってきた彼は、優しいだけではなく、生きる強さがある。海上自衛隊で長年働いてきた忍耐力も半端ない。
貧困で、教育を受けれない代わり、実の姉の教育費を高校からバイトで稼ぎ、その姉弟の絆は本当に強い。
彼は私の愛した初恋の卓(たく)に似ている。
環境こそ違うとはいえ、心が同じだ。
夫は、難しい資格も、1ヶ月で家事も手伝ってくれ、1番驚いた言葉は、その資格を絶対に1ヶ月で取る理由は、
「折角、会社が僕にスキルを与えてくれるお金を出してくれた事へ、背くことは出来ない。必ず1発で受からなけば会社員として、失格です」
昨日のテストで彼は1発合格そしてこう言った。
「僕は教育を受けていなかったけれど、(県立高校卒)勉強が楽しくなりました!分からないことが分かり、正解していくうちに楽しくなってきたんです。」
感銘を受けた。考えたこともない回答。私が寝てからずっと勉強していた。
そして満月に近い今年の私の誕生日は、彼と初めて出会った、キャンプ場(天神岬オートキャンプ場)
それ。彼はチョイスした。
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私はしばし、私の本当に欲しいものを与えてくれた事、初めて心の底から嬉しいバースデープレゼントや、様々なことを思い出して、考えているうちに、
本当に彼を愛していることを実感した。
本当に見た事のない自分の笑顔の写真が撮れて、「笑顔の私」
ずっとその気持ちを取っておくと共に、この気持ちは永遠に続く、彼との未来が見える、どんな事にも負けない勇気、残りの人生、苦手な事、知らない事にもチャレンジしていこうと、心に決めた。
それは、この人の為なら、命を懸けてでも愛していく。だからあなたの愛する弱い家庭を守っていく。
この考えに至り、それは本当に大変だけれども、
あなたが私に無償の愛情を注いでくれた、全ての人格を愛してくれた、認めてくれた、私のリスペクトする全てを持っている人、それが一般的に、
苦しい道を選んだ、いや選べた私も自分に人間としての自信を持てた。そしてそれは私にとって苦ではないのが不思議だった。
最後のデザートは、コンビニの、プリンアラモードと、よく分からないワイン。
「すみません、テントも買って予算オーバーで、汗」
「私は、生きていてこんな素敵なバースデープレゼントをもらったこと、人生で1番うれしかったよ。ありがとうございます。あなたに会えたこと、生きていて良かったと思えました!」
彼の髪を撫でた。まだ若い痛みのない髪。
年下は可愛い。屈託のない笑顔に卓(たく)と一緒にいた情景浮かび、ショパンのエオリアンハープが心の中を奏でた。
最後までお付き合い下さり大変ありがとうございます。
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