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【雑記】日記を始めて一ヶ月以上経ちました

 去年の十一月末から日記を始めました。
 持ち腐れ状態だった万年筆と付けペンとインクを使いたいという下心もバッチリあったが、一番のきっかけはこちらの本。

 中高生をターゲットにした本らしいが、正直大人にもお勧めできる類いの本だと思っている。表紙の美しさとタイトルに惹かれて買ったのだがビンゴだった。

 一人で書くための日記は、「他人に見せる文章を書かなくていい」というのが大きい。
 つまり表現に気を遣わなくていい。身も蓋もないことを言えば「上司のクソバカマヌケ、と心の中で悪態をついた。今もついているかもしれない」などと書いても怒られない。これはとても大きい。ネットでお見せする日記であれば「クソバカマヌケ」の部分をカットするなり他のやわらかい表現に置き換える必要がでてくるが、そういった手を加えれば加えるほど自分の感性からは大きくかけ離れた記録になる。
 が、ハナから人に見せるわけではない日記については好き勝手書き放題である。
 つまり、この表現で誤解を招いたりしないかな? という心配がいらないので、気楽に書けるということだ。

 で、日記にいったいどんなことを書いているのかというと、ゲームをクリアしたとか、こんな本を読んだとか、仕事でああいったことがあったとか、そこで何を考えたか、ということである。あの本に書いてあることを実践しているだけなのであんまり面白みはない。
 が、出来事ではなく思考の記録になった途端、なんだかんだで毎日書くことがなにかしらあるので驚き。日記を書いたらこんないいことがありました! という自覚は今のところないが、ただ頭を使うようになったという自覚はある。
 日記に何を書こうかな、というよりは、今日の出来事や最近のこと(別にその事件がその当日に起きたものでなくても)から思考を巡らせるのがなかなかに楽しい。記録したくないことは記録しないという選択だってできる。
 おおっぴらに「日記をつけたら人生が変わりました!」というようなことはないが、多分これからじわじわと何かが効いてくるような予感はある。まだオチはない。そのうち出てくるかもしれない。


 で。
 その辺のノートとペンさえあれば(道具の準備という意味では)簡単にできる日記だが、私はこちらの日記を使っている。

 みんな大好き「『書く』を楽しむ」でお馴染みのMDノートのミドリが販売しているこちらの「きまぐれ日記」は、その名の通り一日にどれだけ書いても大丈夫なフォーマットになっている。地味に表紙の猫もカワイイ。私は飽きっぽく三日坊主のプロなので途中で投げ出しても罪悪感がないようにこちらを使ったが、現時点で日記を書かなかった日はない(雑に書いた日はある)ので、次からはMDノートに切り替えるのもありかもしれない。

 え? オススメの付けペン、インク、万年筆ですか?
 それは話が長くなるのでまた後日……。

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