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【設定資料】稀代の賢者伝説

(ノアの本棚の中で一際目を引くのは、間違いなくこの「稀代の賢者伝説」という本だろう。表紙を開くと本の帯が貼り付けられていて、そこには「わりとよくまとまってると思う!」とカルロス・ヴィダル本人のコメントが書かれていた。
 中身は、どうやらカルロスが今までにしでかした奇行や、放った迷言をおもしろおかしくまとめたものらしい)

・学生時代、学校の授業に飽きてしまい、授業を抜け出して魔術協会の図書館で勉強していた。
 ⇒しかも卒業までバレなかった。

・「あーあ、コネで大賢者の勲章を貰えるなんて羨ましいなー」という同業者の皮肉に対し「じゃあ君ももらえばいいじゃん」と返す。
 ⇒「私はゴマをするより、新しい魔術を開発する方が楽だけどねー」と追撃を忘れないのがカルロスらしい……。

・魔術学校の購買で働いていた女性に一目惚れし、早速口説こうとするがやっと出てきた言葉が「ジャムパンください」
 ⇒ちなみに売り切れていた。これ以降、カルロスは毎日購買に通うようになる。

・その後、二人は良い仲となり結婚を決めるものの、世間が反発。「大賢者ともあろう人が凡才と結婚するなんて」という意見に対し「じゃあくれてやるよこんなもの!」と大賢者の勲章を引きちぎって投げ捨てたが、直後恋人本人から痛烈なビンタを食らう。
 ⇒「その勲章を持つことの意味をキチンと考えないとダメ」と大真面目に説教を食らったカルロスは意外にも素直に反省した。なんなら「嫌いにならないでー!」と恋人にすがりついていた。

・カルロスを諦めきれない女性に「好きなタイプの人は?」と問われたときの答えが「いざというとき潔く物事を諦められる人」
 ⇒うん……。

・その知識や魔術を軍事に生かしてほしいと頼まれたときの一言「人を殺すことに興味はないからお断りします」
 ⇒これには賛否両論、様々な意見が集まった。「そりゃそうだ」と納得する一方で「必ずしも人を殺すことに繋がるとは限らない」と憤慨する人もいた。

・ヴィダル定理の証明欄で生まれてくる子供の名前を考える。
 ⇒実際、「ノア」や「ロゼッタ」という名前にマルがつけられている。尚、肝心の証明は記述されていない。

・魔術協会の会合をサボって子供の授業参観に出る。
 ⇒大問題になる。

・↑を反省し、会合には自分の分身を置いて授業参観に出る。
 ⇒魔術協会が折れて、授業参観の日程と会合が被らないように調整するようになった。

・息子が誘拐されたとき、ブチギレて誘拐犯を七日七晩魔術協会の塔に縛り付けた。
 ⇒解除する気はなかったらしいが、奥さんのビンタで泣く泣く解除した。

・アンヒューム批判をしたいインタビュアーに「アンヒュームって何?」と聞く。
 ⇒世間知らずなのかわざとなのか。

・↑で説明を聞いた後は「私からすれば、アンヒュームも君も変わらないよ!」と言ってのける。
 ⇒「むしろ、人は本来魔力を持たないので彼らが我々のルーツだよ」と追撃も忘れない。

・あまりにも規格外すぎて、彼をモデルにした小説や演劇などが流行する。
 ⇒カルロスはそれらを全部チェックしていたらしい。演劇や映画では快く魔術エフェクトの演出に協力し、サインもホイホイ配っていたようだ。

・長期休みの自由工作のノリで魔道具を作る。
 ⇒国家予算級の銀貨があっても足りないくらいの価値があるとされている。しかもそれを自分の子供たちに贈る。



気の利いたことを書けるとよいのですが何も思いつきません!(頂いたサポートは創作関係のものに活用したいなと思っています)