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思ってたのと違う

コンヌツハ!ホルケゥです! 

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はからずも姉貴との共同開発になったカンタンミニチュアキット。現在は販売中の真空管ラヂオの改良と並行して、アンティークミシンの設計と仮組みに入ってます。色のついてない厚紙を素組みして、完成時の大きさや印象を確認する工程ですね。

姉「(*'ω'*)進捗どうですか?」
ワシ「( 'ω' )えっと…Illustratorで台座部分を設計して、とりあえずパーツを印刷して仮組みを…」
姉「(*'ω'*)はよ組めや。ミシン本体のサイズが決めらんねーだろ」
ワシ「(;'ω' )あっハイ…」

仮組みをしてみた

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姉「(*°ω°*)え…?なんかちっさくない?」
ワシ「( ´'ω'` )…うん。小さく…見えるね。」

おかしい。こんなはずでは…。

ワシ「(;'ω' )モニター上で1/1表示して人形と合わせたときは違和感なかったよ?印刷も実寸と同じはずだし…」
姉「(*'ω'*)うーん。でも私がシルバニアの住人なら、こんな窮屈なミシン台で縫い物したくないなぁ…」

モニター上と実物の違い

Illustrator上で三面図を描いた時は、「いやこのミシン台デカすぎだろ!場所取って邪魔にならね?」と感じたのですが、どうやら拡大表示しながら作業するモニター上では、実物よりも大きく感じるようです。人間の感覚というのは当てにならないものですね

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実際に組んで人形と一緒に飾ってみると、思った以上に幅も狭く高さも低く、シルバニアのお母さん用ミシン台というよりは、子供の学習机のサイズになってしまいました。

「知ってる」と「出来る」は違う

「桜の園」で知られるロシアの劇作家、アントン・チェーホフは、
「知識は実行に移されない限り、何の価値も持たない」
という名言を残しています。
愚かにも僕は頭の中の知識だけで「ぼくのかんがえたさいきょうのミシンだい」を脳内でシミュレートし、完成させたような気分になっていました。実際に出力してみると、出来上がったのは予想から程遠い物だったわけです。

知識としてインプットしたものと、アウトプットしてできた物にズレがあるのはよくあることです。このズレは、アウトプットしない限り永久に気付くことはありません。
絵の上手い人たちが口を酸っぱくして「下手でもいいからとにかく完成させて、Twitterなりpixivなりにどんどん放流して人に見てもらえ」と言うのは、おそらくアウトプットを促してるのだと思います。

絵を描くにしても、模型を作るにしても、創作に於いてはインプットされた知識とアウトプットした作品のズレを小さくしていくことで、良いものが出来上がるのかもしれません。心に描いた物をそのまま出力して形に出来たら最高ですね!

何かを始めた時は知識偏重の頭デッカチになりがちなので、行動することを意識して今日も頑張りたいと思います。

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というわけで、一旦自分がシルバニアの人形になったつもりで、ミシン台は椅子に座って足を入れられるよう横幅をゆったり取り、奥行きも足して広い作業スペースを確保しました。ぐらつきやすかった足も、幅を広げたことで安定感が増しました。やっぱりこういうのは作ってみないと分からないものですね。

今日も読んでいただきありがとうございます┏○))ペコリ

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