ベジェ曲線と格闘中!
コンヌツハ!ホルケゥです!
アンティークミシンのミニチュアキット開発は、足場のデザインに入りました。
曲線で構成された足場に、オリジナルの猫の意匠を埋め込んでいく作業ですが…
難航しております。というのも、レーザーのカットライトのほとんどを「ペンツール」というツールを使ってベジェ曲線で描かなければならないのですが…ホルケゥさん、このベジェ曲線が大の苦手なのです。
一度挫折したベジェ曲線
グラフィックデザインをされてる方ならお馴染み、ベジェ曲線。
かつてホルケゥさんは印刷業界に憧れてグラフィックデザイナーを目指していた頃、ロゴデザインをベジェ曲線で上手く描けずに挫折したのでした。
アンカーポイントを打って、ハンドルを引っ張って曲線の形を決定する。頭ではわかっているのですが、アンカーを打つ場所やハンドル操作を感覚でやっていたので、思うような線が引けません。
逃げの人生
結局、ベジェやらイラレを上手く使いこなかったホルケゥさんは、印刷業界への道を諦め、販売やら事務やら物流やらいろんな業種を転々としながら「Webショップ運営スタッフをしつつ、自分のミニチュアキットショップを作る」という今の場所に落ち着きました。
振り返ると自分の人生は「逃げ」の連続でした。苦手なことや向いていないこと、パワハラ上司や嫌がらせをしてくる同僚に遭遇すると、極力それらから逃げるよう、職を変えたり、デジタルツールや家電を駆使してしなくてもいいようにするという生存戦略を取ってきました。
逃げというものにネガティブな印象をお持ちの方には、こちらの著書をお勧めしておきます。
行き詰まった時に「逃げる」コマンドを選択することで、仕事や人生に対するストレスやハードルはかなり下がりました。
とはいえ、芸大時代や印刷業界を目指していた頃、ベジェから逃げずにきちんと勉強しとくんだったという後悔が無いと言えば嘘になります。
進路を諦めたという後悔ではなく、やっておけば手持ちのカードが増えて今楽できたり、仕事の選択肢が広がったのではないかという後悔です。
乗り越えなくていい壁、乗り越えるべき壁
人生で壁にぶつかる壁には、二種類の壁があると思ってます。
一つは乗り越えなくていい壁。ブラック企業やパワハラ上司、頭のおかしい人との付き合いや向いてない仕事など、乗り越えても大したメリットが得られないどころか、自分の人生にとってマイナスに作用するもの。
にも関わらず、人はなぜその壁を乗り越えさせるようとするのか?答えは簡単。自分の意のままに支配出来るあなた、都合良く使えるあなたが欲しいからです。
こういうものからは回れ右して全力で逃走していいと思うし、実際そうしてきたので僕は今日まで生き延びられました。
もう一つが乗り越えるべき壁。それを乗り越えたときに、自分にとってプラスになったり、人生の選択肢を広げてくれるもの。代表的なものが「勉強」です。今回のベジェ曲線の練習がまさにこれに当たります。
そんな僕はいま、乗り越えるべき壁と向き合ってます。
ペンツールの操作方法を調べたり、下絵をベジェ曲線でトレースすることで描画に慣れる練習をしたり、悪戦苦闘しながら、どうにかお目当てのデータを作ることができました!
このデータを元にレーザーカットすることになりました。
不慣れで少し時間はかかってしまいましたが、いままで出来なかったことが出来るようになったのは、自分にとって大きな財産になりました。今後は短時間で息するようにサクサクと描けるように精進します。
先日、作ったデータを持ち込んで、レーザー加工機での試験カットに行ってきました!
オーッ!ちゃんとデータ通りに切れてる!!感激!!
(*>ω<*)ワンダフォー!!ビューリフォー!!やれば出来るじゃねーか俺!!
このパーツを数枚貼り合わせて、ミシンの足場にする予定です。頑張るぞい!
今日も読んでいただきありがとうございました┏○))ペコリ
いつもご支援・ご声援ありがとうございます!いただいたサポートはホルケゥさんの元気の素になり、新しいミニチュアキットの研究・開発スピードがちょっとだけ早くなります。┏○))ペコリ