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紙の反りを防ぎたい

コンヌツハ!ホルケゥです!

今日はちょっと商品開発から脱線して、使用してる厚紙の保管についてのお話です。

僕が製作・販売しているミニチュアキットは、メインパーツが厚さ0.5mmの厚紙で構成されています。
この厚紙。たまに購入時から反りがあったり、しばらく使わないといつのまにか反ってることがあります。

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紙が反っているかどうかは、平らな面に置いて横から見れば一目で分かります。ちょっと浮いてますね。
「えっ?いいじゃんどうせカットすれば小さなパーツになるし。これくらい誤差の範囲内でしょ」と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、レーザーカットはこの浮き上がりが仕上がりに影響してきます。

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レーザー加工機はカットする前に専用ピンを使い、レーザーの照射点からカットする対象物までの距離を設定します。
一度設定すれば、この距離を一定に保ちながら、照射点を平行に移動させて綺麗に対象物をカットしてくれるのですが…

厚紙に反りがあって台から浮いていると、対象物までの照射距離が切ってる途中で変わってしまい、意図しないトラブルが発生します。

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近くなると火力が強すぎて、パーツが削れて小さくなったり、彫刻したかったところが貫通してしまいます。

逆に遠くなると、今度は火力不足でカットしたかったところが貫通できず、切り残しが発生します。

カットしたいものを作業台にマステで固定し、浮かないようにするという方法もありますが、やはりパッと置いてサッとカットするためにも、厚紙の反りは無い方が望ましいです。

反りの原因は様々ですが、調べたところ主な原因はやはり湿度のようです。
湿度が高いと紙は内部に水分を吸ってしまい波打ちます。逆に湿度が低いと紙の内部から水分が抜けて反ってしまいます。

印刷所や紙器メーカーさんは、おそらくこの辺の湿度管理や独自の保管方法で反り対策をきちんとされてる思います。が、一般家庭で出来るのはせいぜい平らな重しを乗せるくらいしか思いつきません。困ったものです。

ところで僕はファイナルファンタジー14というオンラインゲームが大好きで、商品開発の休憩中によくプレイしています。
このゲーム、本当にストーリーや世界設定がよく出来ており、作中の歴史・文化・習俗まで細やかに舞台背景が設定されています。

世界設定資料集も2冊買ってしまいました。まるで歴史書か百科事典のような分厚い書物で、内容もフルカラー300ページ超えの大ボリュームで、ずっしりと重みがあります。
ページをめくって眺めては、リアルに描写された架空の世界に想いを馳せるのが休憩時間の楽しみです。

さて、休憩終わり!続きは後のお楽しみ。開発に戻るとしましょう。


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本のある生活ってイイですね!!

鈍器かと思うような重量に、厚紙とピッタリ同じA4サイズの製本。スクエニ様に感謝です!

今日も読んでいただきありがとうございました┏○))ペコリ

 

いつもご支援・ご声援ありがとうございます!いただいたサポートはホルケゥさんの元気の素になり、新しいミニチュアキットの研究・開発スピードがちょっとだけ早くなります。┏○))ペコリ