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官僚の衰退は国家の衰退

本日はこちらのニュース。

20代官僚の3割が過労死ラインを超える 

河野太郎国家公務員制度担当相は25日の記者会見で、国家公務員の10、11月の正規勤務時間外の「在庁時間調査」結果を発表した。20代総合職の約30%が過労死ラインの目安とされる月80時間を超え、30代でも約15%が該当した。若手官僚の長時間労働の実態が浮き彫りとなった。

「過労死ライン」があることもそもそも驚きなんですが、(死ぬまで働かせるラインなんて引いてることが異常と思ってます)約3割の官僚がそれに当てはまっているというのがさらに驚きです。

官僚というのは国家を支える、私たちの生活を支える、土台のような方たちだと思いますので、そこに無理を強いて壊れてしまえば、私たちの生活もろとも壊れていってしまうのではないかと思います。

官僚となるような人はいわゆるエリートですから、私のような庶民よりも能力があると思います。そうした貴重な人材が長時間労働などによって身体を壊したり、メンタルを壊したりして人材として育たないのは国家として大きな損失でしょう。

さらに長時間労働を理由に転職をする方も大勢いると思います。これもまた大きな損失と思います。

長時間労働になってしまう根本の原因は仕事量に対して人数が合っていないことだと思います。日本は世界的にみても公務員の少ない国家です。こうしたことを考えると公務員を増やしていくことが必須なのではないかと思います。

ただこれまで公務員たたきをしてきた(させられてきた)日本国民にとってそれを受け入れることが出来るのか、というのは難しいところだと思います。

公務員に対するネガティブなイメージであったり、財源の問題であったりが大きな障壁になると思います。コロナ禍で公の仕事がどれだけ大切なのかということを分かった人も多いとは思いますが、平時に戻れば有難さを忘れてしまうだろうなと思ってしまいます。

国家のために働く人(公務員)の待遇が悪いような国で国民が豊かに暮らせるわけないでしょう、といった感覚を多くの人が持つようになれば、公務員を増やして国家の土台を強化していく方向に舵を切れるのではないかと思います。

官僚の働き方が見直されることを祈ります。

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