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泥沼のアメリカ大統領選挙

本日はこちらのニュース。

アメリカ大統領選挙についてです。どうやらバイデン氏の勝利で「とりあえずの決着」となりそうです。4年前は経済や政治に全く興味がなくトランプvsクリントンだったということもおそらく当時はほとんど認識していませんでした。

そのため今回の大統領選挙で「各州ごとに選挙を行い、過半数を取れば選挙人が獲得でき、過半数を超えた方が勝利となる」という大統領選挙のルールもなんとなく分かりました。


トランプ優勢からバイデン勝利へ

メディアではバイデン有利と報じられていましたが、「前回もクリントン有利と報じられていた」「マスコミを握っているディープステート(国際金融資本家)たちはトランプと対立している」といったことから前回同様トランプ大統領が勝利するのではないかと思っていました。

しかし、コロナ禍によって郵便投票が大々的に行われるようになりました。投票前からトランプ大統領は「郵便投票は不正投票につながる」と警鐘を鳴らし続けていました。

そして実際に嘘か本当かは分かりませんが、「投票率が100%超えている」「死人が投票したことになっている」「当日投票しようとするともう投票されていた」「バイデンの名が記入済みの投票用紙が送られている」などなど。

途中まではバイデン氏がリードしているものの開票速報の優勢となっている州の選挙人を加算していくとトランプ大統領の勝利は堅いだろうと思いました。トランプ大統領が勝利宣言をしたのもおそらくそのタイミングだったと思います。

しかし、郵便投票が集計されはじめると一気にバイデン氏が追い上げトランプ大統領優勢から一転、バイデン氏が王手という状況になり、そのまま勝利宣言となりました。


裁判へと持ち込みたいトランプ

トランプ大統領は「不正選挙だ!」と会見でも発言。しかし、根拠は示さなかったためマスコミはトランプ大統領の発言に呆れるような報道をしているところが多いようです。

おそらくトランプ大統領はこのまま裁判へと持っていくことが予想されています。最高裁判所の裁判官に保守派であるエイミー・バレット氏を指名したことによって9人の裁判官のうち保守派が6名となり、おそらくここまで持っていくことが勝てると踏んでいるのでしょう。

そうなるとアメリカ大統領選挙はますます長引くことになるでしょう。


深刻なアメリカの分断

トランプ大統領が勝利してもバイデン氏が勝利しても、暴動が起きるだろうといわれていました。そして実際に暴動が起きているようです。

トランプ大統領の支持者は白人の労働者階級で地方の方が多いようです。バイデン氏は都心部のお金持ちと黒人やヒスパニック系などとなっているようです。

おそらくバイデン氏はトランプ大統領以前の新自由主義的な格差拡大政策を続けていくのではないかと思います。ただ政策を見てみると富裕層への課税などMMTの提唱者の一人であるステファニー・ケルトン氏が政策顧問をしていたバーニー・サンダース上院議員の政策を受け入れるようなことも言っています。

それでもトランプ大統領と接戦になったということは民主党やバイデン氏が信頼されていないことの現れでもあるかと思います。

いずれにせよアメリカがいかに分断されているかというのが表面化されるような大統領選挙となっているのではないでしょうか。


日本がすることは変わらない

不安定な世界情勢が続くことが予想されますが、日本としてはどちらになってもそこまで変わらないのではないかと思います。いつまでもアメリカにおんぶにだっこなわけにもいかないと思いますし、トランプ大統領が勝利しようがバイデン氏が勝利しようが、財政出動によってデフレ脱却を目指すことには変わりありません。

トランプ大統領はアメリカ国内では反グローバリズムを訴えていますが、日本に対してはグローバリズムで接してきていたと思います。

対中政策に関しても変更があるかもしれませんが、緊縮財政から転換しない限りは守れるものも守れないと思います。

アメリカの分断がこれ以上深刻にならないことを祈ります。


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