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HSPのわたしが薬剤師を続けるために



こんにちは。
ニートのぽんちゃんです。


わたしは物心がついた頃から、うっすらと生きづらさを感じていました。


小学一年生のときの家庭訪問で、担任の先生から「お子さんの感受性が強すぎます」と母が言われているのを、こっそり隠れて聞いていました。


そのときは「感受性」という言葉の意味がわからなかったので、後で母に質問したところ、「“感動屋さん”ということで、いいことなんだよ」と教えてくれました。


母なりに、わたしを否定せずに優しい解釈で伝えてくれたのだと、今ならわかります。


余談ですが、わたしは前述の担任にいじめを受けていました。(無視や、クラスメイトの前で嫌なことをネチネチと言われる、わたしだけトイレに行かせてもらえない、二人一組でレクリエーションをする際にわざと名簿からわたしを外す、宿題を提出してもしていないことにされる、など挙げたらきりがありません。)
当時は「学校の先生は偉い、絶対的な存在」だと認識していたので、自分が悪い子だからなんだと思い、親はもちろん、誰にも相談できませんでした。
あのときのわたしを抱きしめてあげたい……!



話が逸れてしまいましたが、社会人になり、そのときに性格診断テストのようなものを受け、HSPを知りました。

・小説やドラマに感情移入しやすい

・人混みや物音、光、においなど、五感で受ける刺激に対して過剰な反応を受けやすい

・相手の気分に引きずられやすい

・心身ともに疲れやすい

・「どうせ自分なんて」と自己肯定感が低い



わたしとしては当たり前の事柄ばかりでしたが、生きている人全員がそうではないんだということを知り、驚きました。



しかし、当てはまらないこともちらほらあり、「HSPの傾向が強いと言われたけど、わたしはHSPではないのかな?」なんて考えていましたが、

「HSS(刺激探求)型HSPの可能性が高いですね」


と言われました。


HSS型HSPとはなんぞや? と思い、調べてみると、「非常に敏感で傷つきやすいのに、刺激を求めずにはいられない矛盾の多い性質(※要約)」とのこと。


調べれば調べるほど、自分に当てはまる……!


生きづらいと日々感じていたのは、この性質を持っていたからだったんだ! と腑に落ちました。


それからわたしは、自分の性質を一つの指標と捉えることにしました。


今は病気療養中のためお仕事をお休みしていますが、
薬剤師として復帰をする際は、以下のことをポイントに職場を探したいと考えています。


①フルタイムではなく、週3〜4のパート勤務

本来であれば正社員で働くのが理想ですが、薬剤師は毎日沢山の人(患者や同僚、他職種の方々)と接する仕事です。

責任感の伴う業務だから疲れますが、それだけでなく、接した人々の感情(怒り・悲しみ・焦り・苛立ち 等)を処理することに最も疲弊していたように思います。

そのため、一日置きに休みを挟むことで、“思考をリセットする日をつくること“がわたしには必要なのだと気がつきました。


②入れ代わりの多い職場は避ける

新卒時、急性期の総合病院に入職しましたが、病気で当直等ができなくなり、大手の調剤薬局に転職することになりました。

わたしが配属された店舗は、大きくて忙しい店舗だったため、働いている人数が多く、また、入れ代わりも激しかったです。

欠勤の人がいた場合は、別の店舗からピンチヒッターが来るので、毎日のように「初めまして」の人がいました。

わたしは環境が変化すると緊張してしまうため、その状態に気疲れしてしまいました。

なるべく、一緒に働くメンバーが固定されている方が、わたしは働きやすいのだと思います。




✳︎✳︎✳︎


HSPは病気ではありません。
性質の一つで、悪いことでもありません。

自分自身のために、性質をきちんと理解し、受け入れ、どうしたら少しでも生きやすくなるか? を考え、自分に合った働き方を見つける必要があります。



わたしは薬剤師という職業が好きです。


感謝されることは少ないし、「AIでいいじゃん」と不要論を唱えられることもあります。

しかし、それは、薬剤師という職業がどのような業務をしているのか、よく知られていないからだと思います。


薬局で、具合の悪い患者さんを相手に質問を重ねるのは、こちらも心苦しいです。


病院でも話したのに。はやく薬を渡してよ
その気持ちは痛いほどわかります。


ですが、薬は疾患・症状によって投与量が変わるものがあります。

その人が普段飲んでいる薬や、サプリメントと飲み合わせが悪いこともあります。

そもそもドクターが間違えたお薬を処方してしまっていることも少なくありません。(※人間なので誰にでもミスはありますし、パソコンで操作する場合が多く打ち間違いもあります。)



薬剤師は、患者の健康を守るため、医療事故を防ぐため、お薬や疾患についての勉強を続けながら、日々仕事に励んでいます。



HSPの性質を持つわたしですが、自分のペースで大好きな薬剤師という職業を続けられる(復帰できる)よう、今後も自分らしい働き方を模索していきたいです。



fin.



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