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負けるが勝ち

はじめに

こんな事ありませんでしたか。
じゃんけんで負けて、悔しくて暴れる負けず嫌いの子。

その子の気持ちを否定するつもりはないけど、当時の私はその状況がとてもしんどかった。

何も出来ない無力感。

荒れていく教室。

その子の苦しさを少しでも軽くすることはできないのか。そんな事を考えながら行ってきた実践を紹介しようと思います。

とは言え、ただのじゃんけんについてなので軽い気持ちで読んで頂けたらと思います。

ルール説明

じゃんけんで負けた人を勝ちにする。
これだけです。

じゃんけんは勝つ確率も負ける確率も変わらないものです。そこを説明したら納得すると思います。
確率などの説明が難しい場合は「じゃんけんに負けてあげる優しさのある人を勝ちにするよ。」など説明します。

これを行うまでの過程

メリット

じゃんけんに勝ったという事実が残るということです。

例えばデザートのおかわりをじゃんけんで決める時にじゃんけんで勝つとデザートはもらえないわけです。

そのときの気持ちとしては

「デザートは手に入らなかったけど、じゃんけんには勝ったしな。」となりやすいわけです。

癇癪を起こすパターンとして、給食はおかわりできない。じゃんけんで負ける。このダブルパンチが受け入れにくいのかと思います。

言い方は悪いけど「誤魔化す。」これです。

デメリット

子どもたちが慣れるのに時間がかかることです。
「えっ。どっちだっけ。」となる事が多いので、初めの頃は「負けてあげる優しさのある人の勝ちだよー。」って言ってました。

最後に

このやり方をやっている人は私の周りにはいないので、他の先生方はどんな風にされているのか気になります。別の方法がある方など教えて頂けたらなと思います。

ありがとうございました。

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