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評価経済社会では発信力の格差が顕在化する

少し前に岡田斗司夫さんのYouTubeで評価経済社会なるものを知り、著書を読んだり関連する情報を調べたりして、自分なりに理解を深めてきました。

最近になって、ようやく自分の言葉で書けるかなぁという段階まで理解が到達したので、現時点での私の考察をまとめてみたいと思います。


タイトルにも書きましたが、貨幣経済社会から評価経済社会に移行すると、発信力の格差が顕在化するのかなぁと個人的には考えています。

貨幣経済社会ではお金を稼ぐ能力が高いと富を享受でき、お金を持つ者と持たざる者の間で貧富の差が生まれました。
ですが、評価経済社会では必ずしもお金持ちが富を享受できるとは限りません


お金と評価のパワーバランスの変化

貨幣経済社会でのお金と評価のパワーバランスは

お金 > 評価

貨幣経済社会ではお金があれば評価も容易に得ることができました。


ですが、現在は評価経済社会への移行期なので

お金 ≧ 評価

このパワーバランスにまで、お金の価値が落ちてきています。

こうした評価経済社会へのパラダイムシフトは私達の日常生活の価値観にも反映されています。
例えば、新しい飲食店を探す際は食べログのレビューを、ネット通販を利用する際は商品レビューを、それぞれ判断材料にする人は多いと思います。

ですが、現時点ではお金で評価を買うこともまだまだ可能です。
投資や資産防衛の話題に一定以上の需要があるのも、お金を多く所有しないと豊かな暮らしができないという価値観が依然として根底にあるからだと思います。

ただ、今の私達(特に先進国)は、お金さえあれば豊かな暮らしさができるという価値観に、両手を挙げて賛成できる人は少数派になりつつあると私は感じています。

確かにお金は無いよりある方が良い。だけど、お金よりも大切なモノも沢山ある。こういう価値観を持っている人って多いのではないでしょうか。
私は、この潮流は今後も加速していくと想定しています。


やがてお金と評価の関係が特異点に到達し

評価 > お金

このようにパワーバランスが入れ替わると、私たちは否応なしに評価経済社会と向き合うことになります。

評価経済社会の現状

ここで、話を評価経済社会の現状に戻してみたいと思います。

現在はネット、SNS、スマホ等の普及により、その気になれば誰でも情報を発信する側になれる時代になりました。

近年ではインフルエンサーという言葉が生まれ、SNSで有名になった方が芸能人と共演することも増えてきました。
また、インフルエンサーに企業のスポンサーが付くようにもなり、発信力のあるヒトにお金(富)が集まる構造が、今後は益々強化されていくと思います。

ですがこの状況は、反対に捉えれば情報の発信力が弱いと富を享受できないとも言えます。


この発信力の格差が、評価経済社会におけるテーマの一つになってくるのではないかと考えています。

発信力のある人(インフルエンサー)はフォロワーから生活必需品や嗜好品等を沢山貰えます。
企業としては、インフルエンサーに商品を使用してもらうと宣伝効果も期待できますし、フォロワーからは推しカツの一環で様々なモノをプレゼントして貰うことができます。
また、インフルエンサーだけでは消費しきれないモノを社会に還元することで更に評価が集まるという好循環も起きます。

こうなってくると、このインフルエンサーはお金がなくても豊かに暮らしていけるようになります。
こういう状態のヒトが多くなってくると、本当の意味で、貨幣経済社会から評価経済社会にパラダイムシフトが起きたと言えるのかなぁと最近では考えています。


もちろん、インフルエンサーには誹謗中傷やプライバシーの侵害等、有名税とも言えるようなリスクも存在します。

このリスクとリターンをどう捉えるかは個人の自由です。

私自身は実名や顔出しでの活動はリスクが大きいと考えているので、現時点ではponkichiとしてnoteでこっそりと活動をしています。

ですが今後の社会転換を想定すると、自分で情報を発信できる基盤は作っておいても良いのかなぁと感じているので、今は少しずつ種に水を撒いている状態(いつか芽が出ますようにw)です。


評価経済社会に関しては、書きたいネタがまだあるので近々投稿(需要があってもなくてもw)すると思います。



最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

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