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米国株 経済スケジュール🇺🇸7/25(月)-31(日)

◆ スケジュール確認の前にマーケット動向を振り返り👀✨

6月中旬、S&P500が弱気相場入り

6月下旬、リセッション(景気後退)懸念が高まる

7月上旬、リセッションの先にある世界を探り始める
→FRBの金融政策が「積極的でなくなる日」を探り
→今秋以降に利上げペース減速の期待を見出し始め
→リスクオンな株価上昇の展開

7月中旬、「インフレ懸念」を脱し、次の注目は「企業決算」へ
前週の13(水)CPI 消費者物価指数、14(木)PPI 生産者物価指数を受け
→物価圧力の勢いの強さが裏付けられ
→利上げ加速懸念
→いきなり7月FOMCにて100bp利上観測が台頭しリスクオフ📉へ😰

しかし、14(木)寄り前にPPI 発表以降は高インフレ
→ FRBの利上げ加速
→ リセッション懸念
→ 経済需要減速
→ 商品価格が下落、利回り低下に結びつき✨
⭐️マーケットは『インフレ懸念』後の姿を模索し始める展開📈で反発😉💫

⭐️株価の注目は『インフレ懸念』から脱し、本格化した『企業Q2決算の行方』に投資家の視線が移る

⭐️来週はFOMC前のブラックアウト期間に入りFRB当局者の発言は無く、重要な経済指標発表も少ないので、より一層『決算』に注目が集まらざるを得ない状況に

【 前週のチャート 11(月)-15(金) 】


今週、1週間を通してみると力強いリスクオンの展開

(月)午後にAppleが採用・支出を抑制する計画が報道されがいったん下落📉
※ 他のハイテク企業にも同様な業績不安を抱かせるような報道が相次ぐ

しかし、翌(火)には早速反発、(水)(木)と3日連続上昇📈
背景には、それ迄の懸念材料が解消され、株価サポート材料に繋がる
・商品価格が下落傾向→小麦・銅などインフレのピークアウトを示唆🙆‍♂️
・債券利回りが6月中旬のピークを下回る水準で推移→利上げペースの減速期待🙆‍♂️
・ドル高が解消し始める→米国企業の業績圧迫懸念が後退🙆‍♂️

そんな『楽観」に包まれながら(木)大引け迄の上昇ペースが
引け後に発表されたSNAPの決算ミスで一転し(金)は4日ぶり急落📉

業績悪化懸念がハイテク株に波及し、米国株を全体的に下押しすることに🙅‍♂️💦

【 今週のチャート 18(月)-22(金) 】

来週いよいよ大本命のGAFAM決算、そして注目のFOMCなど重要イベントが目白押し👀✨

26(火) Microsoft、アルファベット(Googleの親会社)
27(水) Meta (元FB)、FOMC結果発表、パウエル記者会見
28(木) Apple、Amazon
29(金) PCEデフレータ


来週のマーケットに向き合う為にも
重要な経済スケジュールを確認して頂き、、、、

また、前の週の注目イベントをBloombergとREUTERSの記事で振り返りが出来るようにわかりやすく整理してみました♪


良質な情報と共に🍀




※ 日本時間で表記

7/25(月)


7/26(火)

FOMC 〜27(水)迄


22:00、住宅価格指数


23:00、⭐️消費者信頼感

米民間調査機関コンファレンスボードが発表する経済指標
5000世帯を対象に、景気や雇用情勢などについて消費者に調査した結果であり、消費者の視点から米国経済の状況を確認できる
同指標はミシガン大学消費者信頼感指数とともに、経済活動全体に重要な役割を果たす個人消費に関する重要指標となっている
測定値が高いほど、経済に対し消費者の楽観的見方が高いことを示す


23:00、新築住宅販売戸数

前月に販売された新築住宅戸数を測定する指標
契約終了がベースの集計であり、商務省が発表する
住宅市場は消費に大きな影響を与えることから米国の景気の先行指標として中古住宅販売件数とともに重要視される


7/27(水)

21:30、耐久財受注

輸送機を除く耐久財の新規受注総数の増減を測定する指標
耐久財とは耐用年数3年以上の消費財のことで自動車、家電製品、飛行機などが当てはまる
航空機の受注は非常に変動が大きいので、これを除いたコアCPIはより正確な受注動向を示す


23:00、中古住宅販売仮契約

全米リアルター協会(NAR)が発表する住宅販売保留指数は、中古住宅の契約状況を示す指標
同指標は中古一戸建て住宅、マンション等の署名済不動産契約に基づく
つまり署名済であっても引き渡しがされていない住宅を集計している
同指数には新築建築を含まない


23:30、週間石油在庫統計(EIA)


7/28(木)

03:00、⭐️⭐️FOMC結果発表


03:30、⭐️⭐️⭐️パウエルFRB議長記者会見



21:30、⭐️⭐️実質GDP速報値

米国において新しく生産・提供された財やサービス全ての金額の合計
経済成長率はこのGDPがどれくらい伸びたかを示す
同指数には名目GDPと実質GDPがあり、名目GDPは金額をそのまま合計したものだが、実質GDPは物価変動による影響を除いて算出される
同指数は同国経済活動の最も総合的な指標であり、経済状況を示している
速報値、改定値、確報値と発表は3回あるが、最も注目されやすいのは速報値だ


21:30、⭐️新規失業保険申請件数

米失業者がはじめて申請した失業保険給付の申請件数を測定する指標
労働省によりまとめられ、毎週木曜日に発表
週次の失業保険申請件数は、速報性が高いため失業率や非農業部門雇用者数の先行指標として注目されており、雇用市場の健全性を測定する方法として使用される

7/29(金)

21:30、⭐️⭐️⭐️PCE(個人消費支出)

商務省が発表するコア個人消費支出(PCE)価格指数は、食品とエネルギーを除く、消費のために消費者が購入した財とサービスの価格変動を測定する
米国における購買動向やインフレを測定する重要な指標であり、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策を決定する上で重視していることで知られる


21:30、雇用コスト指数

四半期に1度、労働省が発表する雇用コスト指数は、民間部門と公共部門が支払う雇用コストの変動を測定する指標
雇用コスト指数の上昇は消費者物価指数や個人所得の増加につながる可能性が高い


22:45、⭐️PMI(シカゴ購買部協会)

米シカゴ購買部協会が発表する景気指数(シカゴPMI)であり、シカゴ地区(イリノイ州、アイオワ州、インディアナ州、ミシガン州、ウィスコンシン州)の製造業部門の景況感を示す
新規注文、在庫、雇用などについて購買担当者に調査し、その結果が毎月の最終営業日に発表される
50を超える測定値ならば、製造業部門の景気拡大を示し、50を割り込むと景気後退を示す


23:00、⭐️消費者マインド改定値(ミシガン大)

ミシガン大学消費者信頼感指数は、ミシガン大学が毎月発表する消費者信頼感指数
約500人への電話調査からまとめたもので、そのうちの60%への調査結果を速報値として10日頃に、最終結果である確報値は月末に発表している
コンファレンスボード発表の消費者信頼感指数に先行して発表されるため注目度は高く、米国GDPの約70%を占める個人消費の動向を確認できる
高い数値は消費者の楽観的な見方が強いことを示す


7/30(土)


7/31(日)


次週以降の主要イベント

・8/5(金)、雇用統計

・10(水)、CPI(消費者物価指数)

・17(水)、FOMC議事要旨

・8月下旬、ジャクソンホール会議(シンポジウム)




◆ 前週の振り返り


7/18(月)

1日チャート(S&P500先物、VIX指数、原油先物、米国債10年利回り)

ブラックアウト期間〜FOMC 27(水)迄

FOMC開催前に政策 担当者が公の場での発言を控える期間


23:00、⭐️NAHB住宅市場指数:2020年5月以来の低水準

住宅ローン金利が2008年以来の高水準付近で推移し、住宅が購入しづらくなる中、建設業者の信頼感は低下している。生産ボトルネックやコスト上昇を背景に、建設を見合わせる業者も一部に出ている


02:30 Bloomberg、⭐️⭐️⭐️アップルが来年の採用と支出を抑制へ


7/19(火)

1日チャート(S&P500先物、VIX指数、原油先物、米国債10年利回り)

21:30、⭐️⭐️住宅着工件数:6月は昨年9月以来の低水準 需要減が鮮明に

一戸建て住宅の着工件数と着工許可件数が2年ぶりの低水準となり、住宅市場の先行きが一段と暗くなっていることを示唆

住宅ローン金利の急上昇やインフレに対応するための急激な利上げが値ごろ感を弱め、需要を抑制している。その結果、住宅在庫が増加し、売買契約が減少、一部の売り手は値引きに動いている


7/20(水)

1日チャート(S&P500先物、VIX指数、原油先物、米国債10年利回り)

22:00 Bloomberg、⭐️⭐️⭐️米消費者の住宅購入能力、今年は2007年の水準に低下へ

「高い住宅購入価格は住宅に手が届かなくなったことを必ずしも意味するわけではないが、比較的有利な住宅購入条件が約10年にわたって続いたあと、住宅市場の状況に関する当社の分析では、購入能力がここ数年に悪化したことを示している」

住宅市場は失速しつつある。米金融当局が積極的に利上げを実施し、住宅ローン金利が08年以来の高水準付近となっていることが背景で、記録的な物件価格で既に購入が難しくなっている買い手が締め出されている


23:00、⭐️⭐️中古住宅販売戸数:5カ月連続減少、2年ぶり低水準 金利上昇響く

・借り入れコストの急上昇を背景に物件を購入しづらい状況が続いた
・FRBが積極的な利上げを行う中、住宅市場の落ち込みは今後も深まりそうだ

前月に販売された中古住宅戸数を測定するもので、NAR( 全米不動産協会)が発表
新築市場より規模が大きい中古住宅市場の指数は、住宅市場の景気を測る上で重要視されている。住宅市場は経済全体に与える影響が大きいため、国全体の経済状況を確認する上でも重要


23:30、週間石油在庫統計(EIA)


7/21(木)

1日チャート(S&P500先物、VIX指数、原油先物、米国債10年利回り)

21:15、⭐️⭐️⭐️ECB理事会:0.5ポイント利上げ、引き締め急ぐ 分断化阻止ツール発表

・11年ぶり利上げで中銀預金金利は0%に-マイナス金利を脱却
・分断化阻止ツールの債券購入規模は「あらかじめ」制限されず


21:30、⭐️新規失業保険申請件数:8カ月ぶり高水準 人員削減広がる中

・失業保険の継続受給者数、昨年11月以来の大幅増
・アップルなどハイテク大手が相次ぎ採用減速を発表


21:30、⭐️⭐️フィラデルフィア連銀製造業景気指数:2カ月連続のマイナス圏

フィラデルフィア地区の製造業部門の景況感を測定する指標
0を上回れば製造業部門の景況感の改善を示すが、0を下回る数値は悪化を示す
同指数はフィラデルフィア連銀が発表し、同地区の約250の製造業者を対象に現状と半年先の景況感についてのアンケート調査からまとめられる
米ISM製造業購買担当者景気指数と相関性がある


7/22(金)

1日チャート(S&P500先物、VIX指数、原油先物、米国債10年利回り)

20:00 Bloomberg、⭐️FRB、今月0.75ポイント利上げ後はペース落とす エコノミスト予想

・引き上げ幅は9月0.5ポイント、11月と12月は0.25ポイントを見込む
・FF金利目標レンジ上限は23年初めに3.75%に、その後停止し利下げ


22:45、⭐️マーケット総合PMI:約2年ぶりに縮小、総合PMIは2020年5月以来の低水準

米国の製造業・サービス業合わせた7月の総合購買担当者指数(PMI)速報値は、約2年ぶりに活動縮小を示した。需要が振るわずにリセッション(景気後退)懸念が増している状況が浮き彫りになった

・米総合PMIは景気の拡大・縮小の節目(50)を約2年ぶりに下回る
・スワップ市場は9月は0.75でなく0.5ポイントの利上げ可能性に傾く


22:45、製造業購買担当者指数


23:24 Bloomberg、⭐️⭐️ウクライナとロシア、穀物輸出再開で合意 食糧不足緩和の一助に

・穀物輸送は数日内に始まる トルコのエルドアン大統領
・物流面の障壁なお山積、戦争の中でどれだけ進むか不透明

ウクライナの黒海沿岸の港からの穀物輸出再開に向けた合意がトルコと国連の仲介で成立したことを受け、22日のシカゴ市場では小麦先物相場が5月以来の大幅安となったほか、トウモロコシも8カ月ぶりの安値に値下がりした


7/23(土)


7/24(日)





尚、まとめるにあたり下記の情報を参考にしています

https://jp.investing.com/economic-calendar/

https://wsjpro.calreplyapp.com/wsj-pro-central-banking-calendar

https://www.barrons.com/market-data?mod=BOL_TOPNAV


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