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【アメリカ移住実録#12】移民弁護士現る!鼎談! ポムvs上司vs移民弁護士

第一回はこちらから↓↓

2018年12月

家族構成

  • ポム: 日本のサラリーマン、東京のG社で単身赴任中、36歳

  • ポム妻: しっかり者、公務員、36歳

  • 長女 ポム子: のんびり、6歳

  • 次女 ポム美: おませさん、4歳

G社の人

  • 小久保さん(男): 上司、LA在住、ポムをG社に誘ってくれた人

  • Kanbaraさん(男): 米国移民弁護士

家族でアメリカ移住するために、東京で単身赴任して修行中のポムです。
G社入社から1年9ヶ月となりそろそろ米国移住に向けてビザを取得したいのですが、最も一般的な米国の就労ビザH-1Bビザの取得は厳しくなる一方です。

2018年12月某日
G社では、このビザ取得が厳しくなる中、単身赴任で東京に来ているポムの処遇をどうするべきか、緊急三者会談が行われました。

参加者入場ッッ!!

①とにかく早くアメリカに行きたい熱い男: 「ポムッッ」!
②ポムの気持ちは理解するが仕事もちゃんとやってほしい男 ポムの上司: 「小久保さんッッ」!
③米国移民政策のすべてを知り尽くす男 米国移民弁護士: 「Kanbaraさんッッ」!

三者にらみ合っております!!

ファイッッ!!!!

ポム: 「入社当初から数年でアメリカのLA事務所に転籍させてくれる約束ですよ。そろそろビザ取得に向けて動き出さないと!」

小久保: 「いや、まあそうなんだけど。」

ポム: 「結構東京で頑張って仕事しているつもりです!」

小久保: 「いや、まあそうなんだけど。」

ポム: 「来年以降もビザはますます厳しくなります。GAFAがビザの仕組みを悪用して申請しまくってるじゃないですか!負けないように早くビザ申請しましょう!」

小久保: 「まあ、そうなんだけど。ほら、H-1Bビザって最近30%ぐらいしか抽選を通ってないじゃん」

Kanbara: 「そうですよポムさん。落ち着いてください。今はH-1Bビザは厳しいです。」メガネ クイッ

ポム: 「誰??なぜか最初からこの会談にいるけど、どちら様? 」

Kanbara: 「申し遅れました。私はKanbaraです。米国で弁護士をしています。専門は移民政策。御社の顧問移民弁護士です。」メガネ クイッ

ポム: 「専門家の方ですね。でも、移民弁護士の方が来ても一緒ですよね? だってH-1Bビザは無作為抽選なんだから。とにかく今年からビザ申請しましょう!」

小久保: 「まあ、そうなんだけどね。。。当選確率も30%しかないし。」

ポム: 「知ってますよ。でもビザ申請してみないと始まらないじゃないじゃないですか!わずか30%とはいえ、されど30%ですよ。当選する可能性がものすごく低いわけじゃないです! 外れてもまた次の年申請を出せばいいだけじゃないですか!」

小久保: 「まあ、そうなんだけど。ほら、ビザ取得出来る可能性がほとんど無い人には会社の費用を使えないんだよね。
ほら、H-1Bビザって一応会社がスポンサーになるから会社側も資料とか作らないといけないし、申請コストもかかるから。」

ポム: 「???????????。。。。
いやいや、ビザ取得の可能性は、だから30%ぐらいありますよ?
『ビザ取得出来る可能性がほとんど無い』は言い過ぎですよ。」

Kanbara: 「ポムさん、よく聞いてください。もし、ポムさんがラッキーなことにH-1Bビザの抽選にうまく当選しても、その後ビザの審査があるのは知ってますよね?」メガネ クイッ

ポム: 「はい。知ってます。専門学位か専門家としての職業経験を審査されるんですよね。」

Kanbara: 「そのビザ審査が年々厳しくなってきています。つまりその。」メガネ クイッ

小久保: 「Kanbaraさん、ここからは私が説明します。
そう、ビザの審査が急に厳しくなってきている。
専門学位のチェックにも厳しくなってきている。
つまり、結論を言うと、
ポム君は現状H-1Bビザを取得出来る可能性はほとんど無い。」

ポム: 「????」

小久保: 「落ち着いて聞いてもらいたいんだけど、
現状ポム君が、もし運良くH-1Bビザの抽選に通っても、その後のビザの審査で却下されます。

なぜなら、

君が持ってる大学の学位が、

文学部だからだーーーー!
文学部だからだーーー!
文学部だからだー!
文学部だからだ!
文学部だからだ。。。。。。。。。。

ポム: 「何ッ!?。。。。。グフッ(吐血)」

ーーーーーポムの走馬燈ーーーーー
小さい頃から本が大好きなポム少年。
本が好きなまま、大きくなり大学は文学部に入りましたとさ。
ーーーーーーーーーーーーーーーー

K.O.!!!!

。。。。何とここに来て、昔大学でとった学位の(今の職業からすると)専門性が低いことにより、H-1Bビザはとても取得できそうに無いことがわかりました。
もう、人生グロッキーだ。
どうするポム?
どうするの?
「そうだ、家族でアメリカに移住しよう」は終了か?

普通の地方在住一家、ポム家は本当にアメリカに移住できるのか?????
ポムの東京での戦いは続く。
是非応援よろしくお願いします。

第十三回へ続く (この話は実録ですが、身バレ防止等の観点から若干のフェイクが入っています)
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第十三回はこちら↓


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