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地元に誇りをもった1年。

家から少し離れた体育館でバスケをして、30分くらいかけて歩いてた帰り道に思ったこと。

ふと、最近地元で活動することが増えたなと感じた。地元の友達と繋がることも増えたし、地元で活動することも増えたし、地元の商業施設を使うことも増えた。



気づいたらこうなっていたけど、きっとコロナと社会人生活の影響だと思う。コロナ前の大学生の時は、都内の学校に通っていたため、自宅はほぼ寝るためだけの場所だった。活動拠点は、新宿・渋谷・池袋。地元のことなんて、本当に知らなかったなあと今更思う。そして、ずっとここを離れて独り立ちしたいと思っていたし、地元愛はあまりなかった。

でも、都心にあまり行かなくなったり、在宅という働き方だと地元にいる時間が多くなった。

そして幸せなことに、地元が近い知り合いが年代問わず幅広い人と繋がりを作ってくれた。新しい出会いを拒まず、多くの人に巡り合った。振り返ってみたら、たくさん飲みにも誘ってくれたし、近くの銭湯や公園にも行った。地元の隠れ家のようなバーや、暖かい雰囲気の居酒屋、お好み焼き屋さんなどいく機会が増えた。そうして、段々と馴染んでいき、自分が住んでいた街の知らない部分に触れられるようになった。

もういっこ幸せなことに、学生の時、地元で活動するボランティア団体に所属していて、地域課題について考える機会が少なからずあった。しかし、自分が直接的に行動するかといったらそうではなかったけど、大きなきっかけを生んでくれた。今、本業の傍ら、地域の社会課題に向き合っている人たちと関わることで、「もっと自分たちが住む街をよくしていきたい」という思いに共感していく自分がいた。

街にはいろいろな施設があり、商店街があり、学校があり、人々を支えるインフラが存在する。蓋を開けてみると、そこで働く人は皆支え合って、その街を作り上げていることが感じられた。そして街を活性化するために、さまざまなイベントが行われていることを知った。
自分が育った場所。もっと大事にして、良くしていくことが使命なのではないか。見落としかけていたとても大切なことにやっと気づけた気がした。

そんなことを考えながら、自分の興味が「まちづくり・地域の社会課題解決」に広がっていることを感じて、アクションを起こしたくてうずうずしている。

数年前は、早く出たくてたまらなかった地元。
今はすっごく愛おしいものになっている。自分の居場所は自分でつくって居心地のいい場所に変えていけることを学んだ。



最寄りの駅まで戻ってきて、たまにいくバーの下を通った。電気が付いていたので見上げていたら、オーナーの人と目があって手を振ってくれた。
そんないい日だった、明日からもがんばろっと。



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