読書日記84「平安女子の楽しい!生活」ー川村裕子

おすすめの本をXで探していたところ、芦田愛菜さんがおすすめした本としてこの本が紹介されていた。最近学生時代に身につけた教養が抜けていく一方であることに危機感を抱いていたので、(古典の知識は高校時代に学んだ頃以来一切アップデートされていない)読むことにした。

この本は平安時代の女性貴族がどのような生活をしていたのか中高生向けに簡単な言葉で説明されている。主に「蜻蛉日記」の著者である藤原道綱母と藤原兼家の内容をもとに説明されている。

平安時代の文化そのものは当然今とは異なる。でも、その背景にある平安女子の心理は今と共通しているものが多かった。特に、宮仕え初日に緊張する様子は入社式で緊張する新入社員と同じようで、1000年前と共通の悩みなのだなと思った。

人間関係、恋愛、キャリアなど今ほど昔も今も結局人が悩むことは変わらないことを知り、少し気が楽になった。

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