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華の都 パリ(フランス)

フランス パリ編(軽く紹介)

正直に言おう。僕はパリには全く期待していなかったし、世界から美化され過ぎていると批判的な態度をとっていた。書店の旅行コーナーには一面パリを賛美する本が並び、恐怖すら感じた。

都市に固執せず、その国の本質が見える郊外に重きを置き、広い視野を持って観光した方が有益だとすら思っていた。

次に治安の問題。宿を予約する時から治安を軸にしたレビューが多く見られた。特に中央駅付近は治安に気をつけろと散々サイトでも見たし、周りの人々からも言われた。

なんでそんなリスクをおかして、批判的に捉えていたパリに行くのか?

自己矛盾しながらも通過点という感覚でパリを訪れた。

ルーアンからパリ行きの列車の中でもずっとどんな街なんだろ…?とビクビクしていた。

いざ到着。とにかくスリや物乞いには気を付けながら慎重に歩いて宿へ。たしかに駅周辺にはアフリカ系の人々が騒ぎ立てていて、僕は一般にこの様子が日本人にとって″治安が悪い″ことなのかと思った。結果的には、計5日間駅周辺に滞在し、時には夜遅く1人で出歩いたりしたが何事もなかった。

アフリカ系の人々に対するイメージ

僕はなるべくリベラルな思考でいようと思っている。つまり「○○人だから〜」とか「○○教だから〜」という勝手なイメージで人々を捉えるのは極力避けている。(国民性はまた別の問題だが) その末路はユダヤ人殺戮のナチスに代表される。

そのためアフリカ系の人にも堂々と話しかけるし、怖いという感情は抱かない。これを心掛けるだけでも人々の見方も多少なりとも変わるのではないか?

一体″治安が悪い″って何を意味するのか?南アフリカやメキシコなど殺人率でトップを誇る国にでも行かない限り理解することは難しい気がしている。
そんな話は置いておいて、

観光について

パリミュージアムパス
まず初日の朝、パリミュージアムパスを購入した。2日券(初回使用から48時間)→48€、4日券(96時間)→62€、6日券(144時間)→74€。僕は4日券を購入。約8000円。全部で120€分回ったので58€お得に観光できた。しかも、これによってチケット購入にために並ぶ時間を節約できるのは嬉しい。多く回る予定であれば確実に買い!

治安
5日間の滞在で評価するには短すぎるが、気にし過ぎることはない。(女性は夜遅めの一人歩きは控えた方が良いかも) 治安が良くないと言われがちな地下鉄内でも何事もない。街中で無線のイヤホンをしていても盗られることはなかった。
最低限の貴重品の管理を怠らなければ問題ないかと。

どんな人が観光に向いている?
完全な個人的な意見なので悪しからず。

芸術や美術が好きな人
もうこれに尽きる。とにかく名画の点数が他の都市と比べて群を抜いて多い。そして街中に芸術作品が展示されている。


絵画や芸術を軽くでも知っておくとより楽しい旅行になるだろうし、知れば知るほど観光が楽しくなる街だと思う。

フランスの歴史が好きな人
次回以降紹介していくが、至る所に誰もが一度は聞いたことのある偉人たちの所縁の場所がある。興奮が止まることを知らなくなる。

・インスタグラマー
大体どこに行っても写真を映えさせてくれる街。何の変哲もない所でも沢山の人達が記念撮影していて、通行が困難になる場面も多い。
「世界一美しい街」と言われているプラハが街の豊かな色彩と、残存する中世の雰囲気で魅力を訴えかけてくるのに対して、パリは色彩こそ乏しいが(ウィーンと類似)、日常と芸術の美しい調和、セーヌ川を中心とした街だからこその優雅さ、そして有名所の圧倒的数で訴えてくる。
全てがバエルことは言うまでもない。

総括

ここまで色々書いてきたが、結局は上記に当てはまらずとも、雑に行っても楽しめる街だ。確実にそう言える。

ただ、「食を楽しみたい」「優雅な観光をしたい」など、パリでなくとも他の街で代替できることも多い気がする。「ただパリに憧れているから」でなくて行く意味を見出した方が豊かな旅行になると個人的には思っている。

やはりどうしても、賛美せずに批判的な態度をとってしまう僕なのである、、(かく言う僕も通過点として妥協で行ってしまった人間😅)

次回以降、訪れた観光地の概要と評価をしていこうと思う。

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