2回目の蛍鑑賞

先週見た鎌倉の鶴岡八幡宮の蛍火があまりにも綺麗だったため、昨日も足を運び鑑賞してきた。

先週に比べ、かなりの人数が鑑賞に来ていたが、皆口を揃えて蛍を愛でていた。本来の姿はゴキブリにも見紛う少しグロテスクな見た目をしていると思うのだが、そんなのお構いなしに蛍が近づいてきても誰もビビらない。それだけ、自然の光というのは人を惹きつけてやまないのだろう。例えば、人工的に蛍のように不規則に動く光を作ったとしても、それを見て感動することはないし、やはりあの奇跡のような光に心動かされるものなのだろう。

ずっと鑑賞していると、蛍が突然俊敏な動きをしたり、水面に急降下したり、人間の体に乗っかったり、つがいなのか二匹並んで静止していたり、グループごとに点滅のパターンが決まっていたり、強い光と弱い光を繰り返して発光することが分かったり、終始興味深く観察できた。

これで今年は心置きなく蛍を見られたので、ちょっとした惜別の念を感じつつも、また来年!というポジティブな気持ちで蛍と別れた。


(余談)
その日、陽が落ちるまでは「自家焙煎珈琲 玄」という喫茶店で待機していたのだが、客に素敵な時間を提供しようという店の心意気が垣間見えて素晴らしかったので書き留めておく。

まず水のこだわりから素晴らしい。コップにお水を注ぐとき、一度キンキンに冷えた水をコップに入れ、グラスを冷やしてからその水をボトルに戻し、再度水を注ぐことによって最も冷えた状態で客にサーブする。この一手間、簡単なことだが実践している喫茶店はそう多くないだろう。
ちなみに、あるお茶は急須を熱湯で温めてから茶葉を入れて作ると味に深みが出るらしい。

続いてカップ&ソーラーだが、100種ほど?ある中から一つ選ばせてくれる。

写真の通り、6月なのでベタに紫陽花柄を選んでみた。次は何の柄にしようかしら。
最近家でカップアンドソーサーを使ってゆっくり珈琲を飲めていないなぁという反省もした。

ちなみに、珈琲に入れるミルクも事前に氷水に浸して冷やされているという気遣いもまた素晴らしい。

珈琲の味も深みがあり、サイドメニューのチーズケーキととても相性がいい。

隙のない素晴らしい喫茶店でした👏

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