短歌の世界へ片足を

小学館から出ている『ドラえもん短歌』を一気読みした。短歌なんて小学校の教科書以来読んでこなかったが、当たり前ながら31音で表現される世界の魅惑には驚いた。

ハッとさせられた一首はこれ↓

つまずいて 泣いちゃいそうで 夕陽へと タケコプターで 飛んでいきたい

落ち込んだ時、夕陽は何か答えてくれそうな気がする。沈みゆく寸前に見せる燦然たる陽光は、そんな私を明るく照らし、落ち込みを明日を生きる希望へと昇華させる。
そんな光に包まれた私は、いっそのこと夕陽に溶け込んでみたいと思う。タケコプターをつけて大きくて煌々たる夕陽に、陰となって向かっていく小さな私を夢見ている。ただ私は影にすら、なれないようだ。

味わい深い短歌の世界に片足を踏み入れてしまったようだ。

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