夏の空

夕暮れに空を見上げた。飛行機が一機飛んでいた。
それは小学生の頃に見上げた空に酷似していた。
あの頃は、夏休みという無限を手に入れてたっけ。
それがいつしか有限を知ってしまった。
あの頃の幻影はもうない。
ただ夏の夕空を見上げる時だけはいつも無限が応えてくれる。

もしよろしければサポートお願いします〜 (書籍購入代に充当させていただきます。)