知識のひけらかしについて
教養は上手く使えば善く生きる最高のツールになる一方で、それに付随する知識をひけらかして優越感に浸る危険なツールにもなり得る。教養主義は後者に使われることによってよく批判の対象になる。
僕もよく「この知識を使ったらひけらかしになるよなー...」と考えたりする。先日も友人と美術館に行った時にも美術史的な観点で話を振ろうとした時も躊躇した。知識を然るべきタイミングで使うことは非常に難しくて最近悩んでいた。そんな中で言われた「知識を出しつつも、もっとライトな話もすればいいんじゃない」という提案は、なるほど!と頷いた。振り幅のある人だと思わせれば知識一辺倒な人ではないという印象を与えるので、大きくひけらかす印象は与えないのではないかという話だ。
まぁ難しい話ではあるが、この振り幅力というのが大切だということは常日頃お世話になっている方に教わっている。知識のひけらかしを回避する解になり得るかはまだまだ模索して行かなければいけないが、まずはこれを意識していこうと思った今日この頃でございます。
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