もっと楽に速く弾きたいなら弦高をメチャメチャ下げてみたら良い。
【ベースらしくないとか知ったこっちゃない】
「なかなか左手が動かない…..」
「押弦が辛い…..」
「ベースってしんどい…..」
そんなストレスや悩みを抱えるなら、是非ともやってみて欲しい。
【弦高をめちゃくちゃ下げる】
それで演奏が一気に快適になったなら、しめたもの。拒絶感や抵抗を無くしていけばそれだけ、ベースが身近に感じられるようになる。
そんな事を言うと、
「なんて軟弱なんだ!」
「基礎が出来てないからだ!」
「本当の意味で上手くなれない!」
こんな声なども出てくるとは思うが、相手にする必要は無い。
他人がとやかく言おうが関係なし。自分が快適かどうか、やりたい事をどう実現していくべきか、それが大事。
弦高を下げてみる。それで多くの事が変わるし、掴めてもくる。
ベースを始めてまだ数ヶ月の生徒さんの弦高を下げた事があるが、その弾きやすさの違いと手応えに、壁を一つ乗り越えた印象を覚えた。
「上手く押さえられない・・・」
「左手が痛い・・・」
「なかなか指が動かない・・・」
そんな状況に強いストレスを見て取れたのが、演奏が楽になった手応えを得てからは、成長速度も一気に上がった感がある。
初めて半年足らずで初見で一曲通せる、スラップでちょっとしたセッションも出来る、弾ける曲がどんどん増えていく、見ていて驚くものさえあった。
これが本当、無調整で高い弦高、ずっと地味な基礎練習に取り組み、退屈さをやる気で誤魔化しなんてやってたら、すぐ潰れてしまってる可能性もある。
地道で確実なトレーニング方法、大切な基礎による楽器の鳴らし方、弦高高くても弾けるようになる押弦、握力に頼らない左手の使い方、教えられる事は勿論あるけど、そんなチンタラ退屈にやってられないって気持ちもよく分かる。
だったら話は簡単。道具を変えてみれば良い。もっと弾きやすいように調整してみれば良い。すぐ成果を得られるように工夫してみると良い。それが断じて悪しき事だと自分は全く思わない。
【弦高を下げる】
それで分かりやすい効果と結果を得られる。
【弦高を下げたいなら弦高を下げられるベースを使わないと厳しい】
当たり前の話なようだが、その当たり前を実現する、手に入れるってなかなか難しい。
ひたすらな低弦高を実現したいのであれば、相当な精度に緻密なセッティングが必要になってくる。
ネック反り反り、フレットガタガタ、調整幅微小など、それじゃ厳しい。と言うか、不可能じゃないかと。
ナットが高すぎる、溝が浅すぎる、これは色々キツくなる。
ギターの挫折でよく聞いた「Fが押さえられない」ってやつにしても、その原因として【ナットの調整不足】が多大にあるんじゃないかと感じる。
「下げすぎるとビビリが出る!バズは出さない方が良い!」と言うにも、ただの放置の結果なのか、絶妙に狙ったセッティングなのか、楽器によってその印象は激しく異なる。
快適に調整された楽器ならそんな不快なバズは出ないし、出るにしても良い感じのサウンドとして作用したりもする。
が、ただの未調整でそれは期待できない。
「弦高を下げる」と言うと、駒の調整を真っ先にしたくなったりもするが、それはちょっと待った方が良い。
まず手を入れたいのは
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