ベース歴8年目ぐらいが最悪だった。【成長のはずが停滞後退】
■100円ベーストーク(8)
確実に上手くなってて、知識も付いてて、ライブにも慣れてきて、結果も出てきて、まだまだこれからだぜうおぉ!
って、これがなかなか厄介な時期でした。
何でしょう?
指は動く、理論も知ってる、こだわりの機材を持ってる、ライブが楽しい!野望も希望も持っている!
はずなのに、どんどん狭い世界に入り込んでいったっていう、振り返るとそれがほんと怖い。
自分なんてのは特に、ベースマニアを自称しちゃってたような人間。
使う楽器にもセッティングにもうるさかったし、技巧を追い求めるぜ!って感じも強かったし、ひたすら上手くなりてぇ!なんて息巻いてもいたし、実際、それで結果も出てたと思います。
た~だ、その結果ってのは何とも安っぽい、【ベース】としては使い物にならない何かになってたと、心底後悔したくなります。
「それがあったからの今!」
ってのも間違いない……んですが~、、、
やればやるほど音悪くなって、グルーブもクソもなくなって、人の話聞かなくなって、周りが見えなくなって、結局、体壊しちゃって、思い出すほど最悪だったとしか言い様がありません。
「俺は俺のスタイル、独自のやり方と誇りを持ってるんだ!」ってつもりなんだけど、ま~、いかんせん軽いし、全っ然、練られてもないんですね。
成長してるんじゃなくて、今の自分に安心しようとしてるだけ。そしてそれを壊したくない。
基礎なんか全く出来てない、見込みなんか無いのに、どんどん伸びるつもりでいる。もっと良い機材買って、それでもっと良い音が出るって信じちゃってる。そんな悲しい状態でした。
で、実は本人、それにうすうす気付いてるんですよね。でも、認められる度量が無いモンだから、やっぱり停滞を選んじゃうっていうね。
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