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2月の思い出

中学生くらいのときからゲーム実況が好きだ。
ニコニコでいろんな人の動画を見た。その中でも最初に好きになったのは幕末志士。男性二人組の実況者で、私が見ていた頃は坂本と西郷だった。動画は投稿遅延するし、なんかよく燃えていた。
2016年辺りでファンになって、即刻チャンネル会員になった。遡ってラジオのアーカイブを見た。もちろん奴が来るシリーズやくにおくんシリーズも全部見た。
そもそも好きになったきっかけは、坂本が自分の黒歴史を語る回の無料公開分を聞いたことだ。何のだか分からないが、本物だ、と思った。こうはなりたくないと思うのと同時に、憧れに似た何かを感じた。カリスマ?
ただ、可燃性のカリスマだった。誰が大学の二次試験前日に活動休止騒ぎで大炎上するなんて思うかよ。実家から離れた大学を受験しに、一人前乗りして泊まったホテルのベッドの上でリラックスも兼ねてTwitterを見ていたら、燃えている。それはもう煌々と。受験のことも頭から消え去っていた。嘘だろ…と思いながらタンクトップ小隊を見て、嘘だろ…と思いながら眠り、嘘だろ…と思いながら試験を解いた。試験は確か60分だった。40分余り、嘘だろ…と思った。呆然としたまま帰宅した。何もかも嘘じゃなかった。その後、すぐではなかったが西郷は幕末志士から離れた。その後、中岡が加わったが、2024年になった今でも衝撃が大きくなかなか見られない。それほどまでに、二人が二人でいることが私にとって大事だったと痛感した。
終わりがある話だから切ないけど、私にとっては鮮やかな色の思い出になった。

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