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「仕事と俺どっちが大事なの?」


言われてしまいました。ぷりんです。


こんなセリフ、フィクションでしか聞けないと思ってた。
まさか私が現実に言われるとは。


私と彼は同じ業界で働いています。年度末がとても忙しい業界です。
3月の私はとても忙しかった。毎週日曜しか休めず、平日も22時まで仕事。
そんな繁忙期もようやく終わりに差し掛かってきたころ、朝体調が悪かった私は精神的にも辛くなって彼と電話しながら号泣していました。
良い大人ですがわんわん泣きました。だけど休めない日だったのでそのまま出社しました。

まあ、そういう体調の悪い日に限ってトラブルが起きるんですよね。もはやお約束。
今回はトラブルというほどでもなかったですが、なかなかうまく事が進まず
結局残業してたら終電を逃す始末。1年目で終電を逃すという完全なる話のタネをつくってしまった。タクシーで帰宅しました。(もちろん経費)

クタクタな状態で家に帰って彼に電話したところ、、、タイトルのひとことが飛び出してきました。

「俺と仕事、どっちが大事なの・・・?」

一瞬時が止まったような感覚、そして、
「・・・仕事だよおおお!!!!!」と即座に答えたい自分を必死に制する。(自分えらい)(内心ブチギレ)
心が抉られたような感覚。仕事を頑張っているだけでなぜこんなことを言われなくてはならないのか?仕事頑張っちゃだめですか?

私は自らを仕事人間な方だと思っています。学生時代から社畜のあだ名をつけられていました。仕事好きだし、楽しいです。仕事大事です。特に年度末の時期は忙しいし。人も足りないし。私が休むと進まない。その時はそういう状態でした。

まあ向こうの言いたいこともわからなくはない。ただ彼は私が残業をしすぎるせいでコミュニケーションの時間が少なくなるのがご不満のようでした。
このテーマについては私たちは何度かぶつかっているんです。以前もそうでした。私は働きすぎだと怒られてばかりだし、彼は私と話せないと寂しくていやな気持になって私にその不満をぶつけてくる。この話を友人にすると、「寂しがってくれる彼氏かわいいね」と100%言われます。が、仕事で疲れているときに言われると怒りしか湧いてきません。「いや、まず労えよ!!!」という気持ちになります。それで私が激怒し彼の謝罪により和解、というパターンが常。何度繰り返してきたことか。彼は自分の仕事があまり充実していないようで、羨ましさもあったのだと思います。でもそれはそれ。私に対してそのような言動をする理由にはならない。(こういうところが私のかわいげのなさですが、それもそれ)

あ、私この人とこの先やっていけないかも。

そう思いました。仕事人間は仕事を否定されるととてもきついのです。
私の仕事を理解してくれない人とはやっていける自信がありません。


なんだかなあ。
これからもこういう働き方は続いていくだろうし(特に繁忙期)、働き方改革は徐々に進んでいるが、すぐに働き方を変えろと言われても無理なものは無理。仕事量を調節するのも無理。(てか上司に言ってください)

そもそも業界全体がそんな感じなので分かってくれていると思っていた。私が甘えてたのかもしれませんが。

その事件(?)があって2週間後くらいに彼と会う予定がありましたので、直接会って詰めよう()と思って思考を整理しました。喧嘩とか、そういう大事な話し合い系は面と向かってやると決めています。電話で喧嘩すると、仲直りしづらいから。

無事会えました。最寄駅から私の家に徒歩で向かっている途中にその話を切り出してみました。わたしは穏やかな口調ながら内心怒りつつ話し始めたのですが、彼はだいぶ反省しているようでした。「ごめんね、寂しかったの」と涙目で言われ、一発K.O. ・・・。
彼はどんなに悲しくても感動しても泣かない(泣き方忘れたと言ってます)ですが、この時目がウルウルしてました。それで怒りが消えてしまい(ちょろい)、整理した私の主張を話させてもらいました。仕事を否定されるのはつらい、せめて労ってほしい、そして寂しいのは君だけじゃないんだよということ。3点目が結構響いたようで、彼は「そっか、そうだよね・・・!」と言ってました。そうなんだよ。分かってくれたか。うんうん。


家に着いて、繁忙期の厳しさやストレス、彼から言われたセリフと和解できた安心感などが波のようにどっと押し寄せてきて泣いてしまいました。(だめだ、書いてても思い出して泣いてしまう)彼は「〇〇(←私)を泣かせてばっかりだな・・・」と言ってました。
きつかったなあ。もう無理かなと思った。



このことがあってから2ヶ月くらい経ちますが、この間再び終電逃し事案は発生してます。(懲りない)ただ彼は「無理しないでね」と優しく見守ってくれるようになりました。これからもその感じでおねがいしたいです。

こいつ、ちょっと面白いかも。と思っていただけたら幸いです。 何かおいしいものに遣わせていただきます。