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4週間で初心者をプロデザイナーにするチャレンジ【4週目・最後】

こんにちは、ぽりです。
日本・海外の間でクリエイティブディレクター、DesignToastでデザイン講師もしています。

前回はこちら。
4週間で初心者をプロデザイナーにするチャレンジ【3週目】
ラストスパート頑張ってもらいました!

課題3  お茶屋+カフェのWEBサイト

お茶屋さんのコーポレートWebサイト
※今回は案件ではなく宿題です。

●サンプルイメージ:https://chiran-omoiire.com/ 「お茶のはまだ」さん
● ターゲット     :若者・観光客(日本人・外国人)
● ソフト       :Adobe Illustrator
● 現状の課題     :古いお茶屋で、カフェ併設。感度の高い若者や外国人に向け、WEBサイトでカフェに誘致し、SNS等で広めてもらいたい。
●もらったもの  :素材

こんな感じにしたい!としたサンプルは

お茶のはまださんのサイト(一部)。洗練された印象。

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■ この課題で何を学べるのか?
【1】レイアウト力

ミニマルなトーン&マナー表現の仕方
【2】ユーザー目線

ターゲット選定・リアル店舗への自然な導線
【3】リサーチ力
他サイトのリアル店舗レイアウトのリサーチ

課題3  途中経過

約2hで途中経過を見たところ、これでした

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どうでしょうか?

・パーツはいいがトータルで見るとちぐはぐ
・トップの文字の赤色が唐突、縁取りが洗練された印象に合わない
・写真がなく、どんな場所なのかイメージしづらい

なので、決めごとを作りました
・色・フォントを先に決める
・文字の縁取り・ドロップシャドウ禁止

課題3  結果 

添削後、最終的にできあがったのがこちら!

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もはや根底からめちゃくちゃ変わってしまいましたが
添削、4-5時間はかかった…

どこを添削したか?

【1】フォントと素材を統一
フォントは「明朝&セリフ体」で和の印象。
素材は「無機機的な素材」を「白黒」で洗練された印象、を意識しました。

写真以外に、色は使っていません。

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【2】リアル店舗に来やすいよう情報を増やす
Googleマップの地図と住所だけでなく「地下鉄○○駅から徒歩5分」等の文言を追加。初見さんが多い店舗なら特に情報が多く。

【3】レイアウトはリサーチ&変更
このサイトを作るのに、参考にしたサイトは20サイトくらい。
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一ヶ月の結果公表

シルベスターくんのセールス効果もあり、直近一ヶ月で60,000円以上稼ぎました。

トータル学習時間:80時間くらい
・会社員 =10日(0.5ヶ月)
・スクール=27日(1.4ヶ月)

けど、体感としてスキルはこのくらいついたと思う!
・会社員 =40日(2ヶ月分)くらい
・スクール=80日(4ヶ月分)くらい

■ プロデザイナーになれたのか?
プロデザイナーが何を指すかにもよりますが、結論を言うと
「プロになる一歩目を踏み出した、アシスタントデザイナー」
かなあ

なぜアシスタントか?

決定的に足りないのは
「制作意図がわからず、デザインをすることによって何を達成するのかの理解がまだ

デザインで何ができるのか?を理解し、実行できるのがプロなら、あと半年くらいは必要かも。
上記を理解していると何故良いかというと、
クライアントの課題を深くクリアに理解できると、結果、アウトプットが見やすくなるからです。

■ 成長した部分
「フリーランスとして」「アシスタントとして」ならどうか?

【1】フリーランスとして
● 「自分で仕事とるってどうやるの?」→わかる
● 「修正作業ってどんなのがくるの?」→わかる
● 「このくらいのボリュームの案件はどのくらいで終わるの?」→わかる

フリーランスに必要なスキルは、会社員やスクール卒業生に比べ圧倒的についたと思う。プロセスやかかる時間、トラブル予測等ができるようになった。

【2】アシスタントとして

● 「バナーリサイズしといて!」→できる
● 「スマホ対応デザインやっといて!」と、PC元データ渡される→できる
● 「これと似たLP作っといて!」→添削は必要だけど、できる

など、先輩デザイナーからしたら、いたらぎりぎり便利と思われるレベル。(大きい仕事は教えないとできないが、小さい仕事を任せたらできるので、迷惑をかける割合 < 役に立つ割合)

「一ヶ月でそれだけかよ!」って思われるかもしれないけど、ほとんどのスクール卒業生は、迷惑をかける割合のが圧倒的に高いのです。

「スクール卒業しました!実務経験ありません!」という人が採用担当者に嫌煙されると最近よく聞くけど、

理由は、会社からすると自給の高い先輩が新人教育に時間を割かなきゃいけないので赤字になる。無給インターンだろうがいない方がマシだから(私もそうでした…皆最初はそう!)

だから、迷惑をかける割合 < 役に立つ割合、と思われるだけでもかなりすごいことだし、
能動的に自分で営業して仕事をしていた実績も、会社からしたら、「おっ!成長早そう」と思われる人材だと思います。

まとめ

■ 本人の感想
「自分を誇りに思います。実はまだ、見やすいとか、より便利にとか未だにうまく考えられません。でも作りたい気持ちが生まれ、自信を持ちました。ありがとう。」

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■ メンターの感想
この短時間のわりに、かなりできるようになったなあと素直に感じてます。

実は、彼はデザインにそもそも興味があったわけではないので、彼のモチベーションはそもそも「スクールで学びたい!」という人よりも低かったです。(やる気がある人ならもっといける…はず)

にも関わらず、この短時間のスキルアップできたのは、スパルタ勉強法が大きいと思います。
・実践でばんばん数をこなした
・苦手分野をピンポイントで練習した

特に後者は、1対1で話す機会があり、先生が真剣なスクールでないと実施は難しそう。(ちなみに、デザイントーストは週1レッスンでのライブレビュー&週2でキャッチアップの機会&Slack添削みっちりで、マンツーかってくらい見ているつもり。)

始めてみたら面白いと思ってくれて、本人の口からも「もっと学びたい」という言葉も出てきて嬉しい。
シルベスターくん、今後も頑張ってね!!!

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1ヶ月長かった…

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というわけで一ヶ月ありがとうございました!
ではまた会う日まで~~
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