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エロすべらない話

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Tinder芸人ぽむが体験したエロすべらない話をまとめました。
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記事一覧

コアリーに殴り込みした話

コアリーに殴り込みした話

前澤友作氏が監修したシンママ限定マッチングアプリが1月27日にリリースされるとすぐさまネットで話題になったのは記憶に新しい。
もうそれは燃えるに燃えていた。祭りのようだった。
よく考えればこのようなアプリが存在すべきではないことは誰にでもわかるだろう。
子どもへのリスクや母親へのリスクを考えれば当然のことだ。
「シングルマザーと付き合いたい」なんてのたまう男にまともな奴なんているわけがないし、子ど

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眠剤遊びで爆睡した話

眠剤遊びで爆睡した話

中島という悪い友達がいた。
その頃、中島は就活がうまくいかないストレスから不眠症になり精神科で眠剤を処方してもらっていた。わたしのツイートで中島のことを知る人は彼のそんな繊細な一面に驚くだろう。わたしは逆だ。この頃はまだ、こんな繊細なやつがあんな傍若無人なやつだとは思っていなかった。
そんな中島とは当時は月1〜2回ほど会っていたと記憶している。ドライブしたり、悪いことをしたりなどセックス以外のこと

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ラブホに男を置き去りにした話

ラブホに男を置き去りにした話

これはわたしが人生で一番Tinderを頑張って回していた時の話である。
その頃は週一か隔週くらいのペースでTinderでやり取りした男と会っていた。固定のセフレが欲しかったのだが、なかなか良い人とは出会えずちぎっては投げを繰り返していた。そもそもTinderである。
Tinderにまともな人間などいないのである。(断言)

わたしは女であるおかげでTinderはイージーモード、つまりはマッチし放題

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初めての性病検査

初めての性病検査

それは10年ほど前に風俗をやっていた時のことだ。

風俗嬢たるもの、性病検査を欠いてはならない。それは店からも義務付けられていて、従わなければ出勤させてもらえないほど厳しいものだった。
当時わたしは男性経験すらまともにないまま風俗に従事していて、それまで性病とは程遠い生活を送ってきていたため、もちろん検査などしたことがなかった。
「その日」は、数ヶ月ほど出勤した後に訪れた。◯日出勤ごとに1回、など

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ぽむ、お尻の開発に失敗する

ぽむ、お尻の開発に失敗する

中島というセフレがいたのだが、一時期、なぜか中島がアナルセックスに対し多大なる興味を抱いていた時期があった。
中島という奴は散々わたしを抱いておいて、おっぱい派ではなく尻派の男だった。バックでしている時に「ぽむさんて、お尻小さいよね。」と、誉めているのか貶しているのかわからない感想を言ってきたこともある。
「このケツが良い。」とインスタの画面を見せてきたこともあったが、俵万智のように『この尻がいい

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デブに親を殺された男

デブに親を殺された男

わたしといえば、『デブに親を殺された男の話』だ。
これを話して笑わなかった人はいないくらいの鉄板ネタである。ここまでハードルを上げておいて「つまらない」と感じてしまった人には素直に謝りたいが、おそらくそんな人はこんなわたしのnoteなど読んでいないだろう。

それはTinderで新しいセフレを探していた時のことだった。わたしは沼りやすいのでリスクヘッジとしてセフレは常に複数控えを作るようにしている

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わたしがカラオケの個室で泥酔セックスをしていた頃、友達は名前も知らない男と公園のベンチで将来について語っていた

わたしがカラオケの個室で泥酔セックスをしていた頃、友達は名前も知らない男と公園のベンチで将来について語っていた

言うまでもなく出オチである。

20代前半、わたしはクラブに入り浸っていた。ナンパ目的ではなく、当時はクラブミュージックにどハマりしただ音楽を聴きに行っていただけだったのだが、いつも行っていたクラブがナンパ箱だったらしくそれはもうナンパの嵐だった。
酒を飲みながら壁に寄りかかって音楽を聴いていると、通り過ぎる男たちが品定めするようにつま先から頭のてっぺんまでを舐め回すように見てくるのが気持ち悪かっ

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パリピ系のお兄さんとエロいことをしようとしていたら、別人が来た

パリピ系のお兄さんとエロいことをしようとしていたら、別人が来た

その日はTinderでマッチしたドSのIT系サラリーマンと濃厚接触しようとしていたら、IT系の職場で陽性者が出てまじモンの濃厚接触者になってしまったらしく、アポはリスケに。
予定が空いてしまうのも何なので代打として並行してやりとりしていたパリピ系医者と会うことになった。

わたしは基本直ホ(※直接ホテルに集合すること)の女なので今回も直ホを打診したところ、遠隔バイブで遊びたいとのことで近くの書店で

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朝の4時、彼の鼻の穴の中は確かに溶けていた

朝の4時、彼の鼻の穴の中は確かに溶けていた

その夏、わたしは荒れに荒れていた。

大好きだった夫が不倫。「あの子を本気で好きになった。」と、訳のわからないことを告げられ、わたしの約3年という結婚生活は幕を閉じた。

歳が10近くも離れ、お世辞にも美人とは言えない女に夫を奪われ女としての自信をすっかり失くしたわたしは、何の楽しみもなく、毎月振り込まれる慰謝料のおかげで増え続ける貯金の残高を見てはただ毎日を屍のように過ごしていた。

ある日ふと

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