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適応障害になってゲームをはじめた私が、ゲームの愛を語りたい

ティアーズ オブ ザ キングダム発売1周年おめでとうございます!!!!

とっっってもめでたいですね。作り出してくださったクリエーターの皆さま、ひいては任天堂さまに感謝です。素晴らしい、ほんとうに素晴らしいゲームをありがとうございます。届かないと思いますが、この感謝の意だけはどこかに出力したくなり、勢いでこちらのnoteを書いています。

私がゲームをはじめたのは新卒1年目で休職をしたとき。それまでゲームとはほとんど縁がありませんでした(たまにツムツムをやるくらい)。小学生のときにポケットモンスターダイヤモンド・パールが大流行するなか、できたのはDSで遊ぶ同級生の隣でながめることのみで、わりとさびしい思いをしていました。その経験からずっとゲームをしてみたかったものの、親の方針でゲームには触れることなく成人、上京をしました。

そんなゲームど素人の私がなぜ休職中にゲームをはじめたのか。
適応障害で頭も身体も動かないなか、唯一みていたYouTubeのゲーム実況者さんがゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドをやっているのをみて、あぁ、やってみたいかもとぼんやり思ったのです。通院時に主治医にそのことを話すと、いいじゃんやってみなよ、とさくっと背中を押され、その帰り道こわごわとAmazonでSwitchとブレスオブザワイルドのパッケージ版を購入しました(ダウンロード版があることも知らなかった)。

いざ届いた水色のSwitchLiteを玄関で受け取り、ドアを閉めたときに思ったのはほんとに買っちゃったぁ、です。ゲームド素人なのによかったのかとか、休職中なのに遊んでいいのか(休職だからこそ遊べと今は思いますが…)とかぐるぐる考えたものの、届いてしまったものはしかたありません。

なぞの罪悪感といっしょに箱をあけ、充電ケーブルをつなぎ電源をつける。おなじみの赤い画面に、Switchのロゴマークが浮かび上がり、言語設定やWi-Fiの設定をしていきます。
さすがは天下の任天堂、初心者にも優しい設計となっていたため思ったよりも簡単に設定が終わってしまいました。ほんとうに…!つけていいのか…!!!と苦しみながらブレスオブザワイルドのカセットをいれ、恐る恐るゲームを起動。真っ暗な画面にLegend of Zeldaと浮かびあがり、物語が始まりました。

目を覚まして、と話しかけられ、画面が明るくなる。ゆっくりと横たわっているリンクの姿が映り、はっと思ったときには操作可能になっていました。もう、動けるのだが…?早くない?となりながら、必死に操作説明画面を確認。ボタンの位置をいちいち見ながらの操作のため、まるで運動音痴にみえるリンクにちょっと申し訳なくなりながらシーカーストーン(便利道具、四次元ポケットみたいなもの)をもらい、謎の声に導かれながら外に向かいました。

テーマソングが流れ、ゆっくりと画面が引きながら広大なハイラル大地をみる。
そのシーンでぞわぞわと鳥肌がたったのを、よく覚えています。一気にゲームに引き込まれた瞬間でした。

ブレスオブザワイルドは驚くほど自由度が高いゲームで、ふらふらと歩いていたらまんまと敵とエンカウントしまくり、増えていくデス回数。その上好奇心の赴くままに動くので初期ステージのはじまりの大地からなかなか脱出できません。めちゃくちゃ景色きれいだけど広いなぁ、クリアできるかな、と不安になっていたところ、いざ次の目的地に迎えといわれたときには「どんだけ広いんだ…」とやや恐怖を覚えたほどです。

そこから2週間あまり、寝る間も惜しんでひたすらやりこみました。途中でライネル(エリアの中ボス、ラスボスより強い疑惑あり)に見つかり全力で逃げること十数回、崖をのぼっている最中に雨に降られ心が折れること数回、駆け回ること約80時間。なかなか思うようにいかない日々で、ハイラルの大地はずっと美しく、自由にブレスオブザワイルドの世界を駆け回れたことはほんとうに癒やしとなりました。

ウツシエのストーリーに泣き、英傑たちとの物語に泣き。最後にはライネル狩りもやる猛者となり、無事にラスボスであるガノンを討伐。ようやく、ようやく出会えたゼルダが笑った瞬間に、ぼろぼろと泣きました。

こんな私でもクリアできた。

終わってしまったことへの寂しさといっしょに、すこしだけ生きてみてもいいかもと思えました。

それからというもの、趣味にゲームですと書くレベルまで成長しました。大きくなったものです。
せっかくなので、今までやったゲームで特におすすめだったものをリストアップしてみました。ここ4年でプレイしたゲームになります。決してゲームがうまいわけではないので亀の歩みではありますが、全部やってよかったと思ったゲームです。

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド

結局6周ほどしました。一番好きなゲームは?と聞かれるとこちらのゲームを答えます。DLCの英傑たちの詩もめちゃくちゃよいので、ぜひ…!

ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム

冒頭で愛を叫んだティアーズオブザキングダムです。ブレスオブザワイルドの続編となります。初見プレイの際、意地で攻略情報を見ずにプレイしたところ140時間かかりました。ストーリーも操作性もなにもかもがまさしく神ゲーです。なぜか今2周目をはじめてしまい、無事に沼っています。

ニーア オートマタ

ゲームでしか経験できない残酷なストーリー展開で、ほんとうに美しいゲームです。荒廃した世界観は廃墟が好きな方には鬼刺さりかと。独特のゲーム性なので操作に苦労しましたが、ただただ美しいの一言につきます。アニメ化もしたのでよかったら。

ゼルダの伝説 時のオカリナ

ゼルダの世界観に沼っていくなか、おすすめをしてもらいプレイしたところめちゃくちゃ泣けました。ちなみにプレイしたくて3DSをメルカリで買いましたが、その数カ月後にNintendo Switch Onlineに追加されひそかにショックを受けました。それでもやってよかった…!小学生のころに憧れた3DSをふれれたことで結果オーライです。

DEATH STRANDING(デス・ストランディング)

分断された世界で人々をつなぐために荷物を運ぶ。ただただ歩き続けるゲームなのですが、不思議と飽きることなく、夢中でプレイしました。一番夢中になったのは道路建設でしょうか。ゴリ押しプレイが通るゲームだったので脳筋プレイとなりました。来年でる続編もめちゃくちゃ楽しみです。

Stray

主人公がとってもリアルな猫。なにもかもが滅んだ世界で小さなロボットが相棒となって地下からの脱出を試みる物語です。そこ登れるの…!?という場所でもすいすい登り、住人のロボットたちへのすりすり攻撃でまんまとメロメロにさせながら、冒険をしていきます。とにかく動きがリアルで、実際の猫を動かしているよう。猫好きの方はぜひ…!


以上となります。

ゲームは違う人・世界を気軽に知ることができる、ある意味旅のようだと思いながらプレイをしています。プレイするたびに、世界を広げてくれる。特にコロナ禍は外にでれなかったため、ずっとゲームをしていました。先が見えづらいなか、ずいぶん救われたなと思います。

改めて、ゲームに携わるすべての人に感謝したい。いつもありがとうございます。

まずは沼とかしたティアーズオブザキングダムをクリアし、積みに積んだゲームをクリアしなくては、と腹帯をしめていきたいと思います。未プレイのゲームはまだまだたくさんあるのですから。

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