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10年後、だれかの芽になったらいい。1ヶ月間無職生活を送ってみて思ったこと。

無職になって1ヶ月になります。これほど無音な生活ははじめてだったので最初こそ戸惑いましたが(戸惑った末にニュージーランドへいった)、1ヶ月もすると慣れたもので。

何もなくても5時に起き、ラジオを聞きながら朝を過ごし、そこから本を読んでいたらお昼がくる。起こり得る確定イベントがごはんくらいなので、最近自炊が唯一の楽しみとなりつつあります。料理酒とみりんが使えるようになって無敵感が増してきている今日このごろ、うま〜とお昼を食べたらあっという間に13時。そこからYouTubeを見たりまた本を読んだりするとあっという間に夕方。またごはんを作って、食べて、お風呂に入ったり、最近だとnoteの記事を書いているとあっというまに22時がきて寝る。そんな毎日。

凪。何も起こらない代わりにあまりにも暇です。さっさと就職活動しろよという自分もいますが、一旦置いておきます。もう一度いう、あまりにも暇。

そろそろ考えないとなまずいかぁ、とネットバンクの残高を見ながら切なくなる気持ちも、無職という響きがちょっと気に入っている自分もそろそろ見つめなくてはいけません。

しかしながら、昔からしたくないことははっきりしているものの、したいことがあまり思いつかない性分です。
何でも屋のような仕事をやってきたので得意なことがあるわけでもなく。これが世にいうキャリアブレイク。やれ、といわれたらやるという仕事スタイルできたため、思考が育っていないんだなと改めて反省しました。

ぼーっとしてみても思いつくわけもなく。こういったときは、振り返りをするに限ります。過去の自分がなにか種をまいてないかな、どうやってここまできたんだっけと考えてみる。芽吹いたらラッキーですし、見つからなかったら駅前のドトールの面接にいくか、と気軽な気持ちです。

さて、数年前にわたしは診療所の事務兼看護師として雇ってもらいましたが、事務はやったことがありませんでした。聞くような先輩もいない。事務の仕事はこれね、という枠組みすらなかった。とにかく手探りで、わからないことを調べ、やってみて一通りの失敗をしながら正解を探し、最適化していく日々。調べてもわからないことも多く、体当たりになることもしばしば。目も当てられない失敗もたくさんして、よくクビにならなかったなと思います。

振り返ってみると、とりあえずやってみる精神は育ってきたようです。VIVA根性。おかげさまで教えられることはなんでもシェアしていきたい精神も育ちました。あとからくる人々はいらぬ苦労はしなくていいのです。巨人の肩に乗り、わたしには見えなかった景色をだれかにみてほしい。どこかで、芽吹いてほしい。

そんな気持ちになれるようになった自分が、すこし誇らしく。
そんな仕事をしたいな、と気づけた一日でした。就活、がんばります。


【余談】
銀魂のマダオの夏休み回がメチャクチャ好きです。終わりのない夏休みなんて夏休みじゃねーんだよォ!!!と静かにシャウトするマダオは中学生の自分にとって印象的すぎて、ずっと気に入ってます。

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