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早起きと運動はほんとうに三文の徳だった。

運動しなきゃなぁ、とここ4年ほどずっと思っています。
散歩は好きだけれど、走ったりテニスをしたりといったいわゆるスポーツは社会人になってから全くやっていません。

運動はおそらく人並みにはできるほうで、高校生の頃には茶道部なのにマラソン大会で7位になるというなぞの自慢があったりします。マラソン大会ってとにかく自分のペースで中間くらいの順位を守って、最後800mくらいで追い上げると高い順位が取れますよとか昔取った杵柄をおいておきます。誰得。

しかしながら、上京してからはまったくといっていいほど運動することはなく。一瞬ジムに通ったり、自宅で筋トレをしてみたりしてみたものの大した目標もなくやっていたのですぐに挫折しました。
いまではちょっとした駅の階段で息が上がる立派な運動不足です。

一応、アウトドアの趣味がないわけでもありません。昨年の5月、屋久島の縄文杉を目指し片道11kmの道のりを歩いたことで登山に目覚めていたのです。
見たこともない植生、静かな森、静まっていく思考。

屋久島の森
霧の中を進む。

屋久島の森はほんとうに美しく、運良く雨が降っていたので苔や森の木々がきらめき、それは幻想的な光景でした。あの森をみることは関東では難しいだろうけど、研ぎ澄まされていく感覚はきっとまた味わえる。そう思い、東京に帰ってきてから登山グッズをそろえました。

が、屋久島で11km歩けたとしても筋肉はすぐに忘れるわけで。数カ月後、奥多摩の山にチャレンジすると足がバッキバキになりました。ちなみに左膝は負傷。階段を登り降りするたびに「こんなに痛いことある?」というレベルで筋肉痛になっていました。全身損傷、移動のたびに身体が悲鳴をあげ、1週間ほどその状態が続いたことがややトラウマになっています(その後は比較的低山しか登ってない)。

そこから「あぁ、ほんとうに運動不足なんだな」と突きつけられました。
そして感じる、謎のプレッシャー。
いま、運動習慣がないままいくと本格的にまずいのでは、と。

単純に日中の体力が持たない感覚もありました。23時就寝、8時起床がそのころのサイクルだったのですが、夕方にはちょっときついな、となっている状態。13時から夜21時くらいまでの仕事だったのでなんとかやっていたものの、次の休みにはずっと寝ているという毎日でした。

さすがに運動しよう!いや、しなきゃまずい!となり、思いいたったのがHIIT

HIITとは、「High Intensity Interval Training(高強度インターバルトレーニング)」の略で、負荷の高い運動と小休憩を繰り返すトレーニング法のこと。限界まで体を追い込むことで、常に脂肪が燃焼しやすい状態をキープし、体脂肪減少と筋肉増量効果を得るものです。

RENAISSANCE magazine(ルネサンスマガジン)

20秒間の超激しい運動と10秒間の休憩を8回繰り返すというもの。
時間としてはわずか4分で、面倒くさがりな私が挑戦するにはちょうどよい時間です。また、私はやせたいわけではなく、持久力をあげることが目的だったのでちょうどよいとなり、朝起きてからチャレンジをするようになりました。

1日目

ぜぇぜぇになりながらも問題なく終了。お?いけるかもと思いました。が、夕方ころになると歩き方が変に。痛い。痛い気がする。もう筋肉痛…?

2日目

完全に筋肉痛。中学生の頃に筋肉痛は運動すればなおると顧問がいっていたので、なんとかその日のHIITを終了。よくならなかったです、先生。

3日目

相変わらず筋肉痛だけれど、やや緩和。2日目よりは楽に終わりました。

4日目

とにかく身体がだるい。筋肉痛かな、関節もちょっといたいな、HIITやりすぎたかなと思っていたら39度の高熱でした。おバカ。6時間ほど筋肉痛だと本気で思っていて、気づくのに遅れました。ちなみにインフルでもコロナでもなく、おそらく胃腸炎。どこでもらったのでしょう。

その後3日間は平均体温38度で過ごし、次の週にはニュージーランドにいったため、HIITはできず。
しかし、そのニュージーランドで3回の登山(ハイキングともいう)、1日平均25,000歩歩いたため、体力が向上。帰国後おそるおそるHIITを再開すると筋肉痛にもならず、なんと4月下旬から1ヶ月ほど習慣づけることができています。旅先バフで運動しまくった甲斐がありました。

ポイントは朝起きてすぐにやること。
最近は4時半〜5時に起きる生活を送っています。起きたらまずひと口だけ水を飲み、すぐにヨガマットを引く。なにも考えずに(Xをみようとか思わずに)YouTubeでHIITの動画を流すようにしています。考えてはいけない。とりあえず、やる。
今日はいいか、と考える隙もなくやることでだんだん身体が慣れ、いまではHIIT→洗顔→日記を書くという習慣づけの連鎖ができています。

1ヶ月HIITを続けてみて感じている効果としては、以下の3点があげられます。

  • 昼間に疲れない

  • 眠くならない

  • 集中力が続く

昼食後はどうしても眠くなりますが、それまで普通に体力が持つ。運動ってすごい。

毎日noteを続けていられるのもおそらくHIITの影響があります。ひとつのことがうまく続くとなんか波に乗りたくなるんですよね。

いい習慣ってつくれるんだなぁ、としみじみ。やはり4分だと低コストで続けやすかったのも大きかったです。最初から大きなことをしない、人生の基本です。

そのうちアウトドアもやりたいですが、いまはHIITを続けていくことを目標にしています。できれば一生の習慣になるといい。

いつか屋久島に再挑戦したときに、平気でのぼれたらめちゃくちゃかっこいいですよね。またいつかいけますように。

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