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【美術館巡り】  衝撃を受けた「マドモワゼル・シャネルの肖像」


先日、横浜美術館でやっている「ルノワールとパリに恋した12人の画家」をみてきました。いやぁ~幸せでした。

スタートからぶっちゃけますが、実は日本で美術館で作品をじっくり見て回ったのは初めてです。正直、数か月前まで美術など全く興味がありませんでした。

では、なぜいきなり芸術に興味を持ち始めたのか?

そのきっかけは、今年の夏休みにフランスに1か月留学して、多くの芸術作品に触れたことでした。この話については、また別の機会に書きたいと思ってます。

なので、これから見た感想を話していきますが、知識ゼロなためとても幼稚なことを言ってしまうかもしれないので、きちんとした記事をみたい方はここから苦痛になってしまうかもしれません。。。


ルノワールをはじめとする様々な画家たちの絵画を鑑賞することができました。ひとりひとり筆のタッチ、色味が全く違くて、個性が出ていて感動しました。同じ人を書いてるはずなのに、こう言っちゃなんですが、不細工だったり、そうじゃなかったり、表情が全然違ったり比較しあってみるのも面白かったです。

その中でも私が衝撃を受けたのは、マリー・ローランサンの『アドモアゼル(ココ)・シャネルの肖像』

もう、こう言っちゃなんですが、似てない!(笑)似てないけど、筆のタッチが力強くて、色が暗めなので、どことなく悲しく見えるけど、奥底からなんだか湧き出しそうな感じがした。背景と肌のコントラストがよりそれを強く感じさせるのかなと勝手に解釈しました。

この肖像画には、いろいろな諸説があるそう

描かれたシャネル自身はこの肖像画の受け取りを拒否します。理由は諸説あるようです。一つ目は、「シャネル自身が、もっとエネルギッシュな自分を描いて欲しかった。」二つ目は、「肖像画は本人に似ていなくてはいけない、けれどこの絵は違ったから。」三つ目は、「ローランサンがこの肖像画に愛の告白を込めて描いたから」
(実際にローランサンはレズビアンだったと言われています)
この絵の受け取りをシャネルが拒否した時、ローランサンはこう語ったそうです。「シャネルは有能な女だけど、オーヴェルニュの田舎娘よ。あんな娘に折れてやろうとは思わなかったわ」

引用:マリー・ローランサンとココ・シャネル
2010-05-23 15:34

後日調べて分かったが、これは有名な話だそう。(全く知らなかった)

一枚の絵にいろいろなドラマがあって面白いな。

たしかに、この絵はエネルギッシュどころかその反対の悲しみを感じさせるから、シャネルからしたら、なんだこの絵は!?って思ったのかもしれないな。

余談なんですけど、この展示のグッズのところに今回話した「マドモワゼル•シャルル肖像」のワンちゃんのクッションが売ってました。買おうか迷ったけど、予算とクッションの感触が合わなかったので、今回はパスしちゃいましたが、気になる方は是非(笑)



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