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Inspiring and Motivating Individual(ミシガン大学オンライン受講)のメモ・レビュー

年齢も30代前半となると、部下をもったり、チームをリードしたりする機会が増えてくる人もいるかと思います。

ただ、企業から良いされれる研修以外で、「そういえば、そういったリーダシップ、モチベーション関連のやり方って体系的に学んだことないなー」と思ってました。

そこで、同僚から進められたUniversity of Michigan(ミシガン大学)がCourseraで提供する「Inspiring and Motivating Individuals」(個人をインスパイア・モチベーションの上げ方?)を受講し、そのレビューやノートをここへ記録しておこうかと思います。

「Inspiring and Motivating Individuals」コースについて

コースへのリンクこちら。いまだにCourseraで受講可能です。無料でもできますが、アサイメントやクラスメイトとコミュニケーションが取れないため、有料、または、無料お試し期間で完了するのを私はおすすめします。

コースの概要は次のとおり、基本的にリーダシップを取るために、個人とどのようにコミュニケーションを、また何を伝えていくかを体系的に、かつ最新の研究結果をもとに学べます。

In this course, you will learn how to create a shared vision for your team and effectively communicate it to your teammates. You will also learn how to set effective goals and expectations in a way that best enables your team to attain the shared vision. Finally, you will understand the most important needs and drivers of performance across cultures, and will learn to align rewards with desired behaviors so that your teammates are motivated to attain the team’s objectives.

受講ビデオは日本語字幕もあります。アサイメントなどはありません。英語の勉強になるかもしれません。

これから部下を持つ方、リーダーになる方、そしてなかなか部下やメンバーとの意思疎通が上手く行っていない方などにおすすなコースだと思います。

授業の内容もそうなんですが、個人的に実技に近いアサイメントや質疑応答、クラスメートとのディスカッションができるとこが特に価値あるところかと。

ーーーコースのメモ

さて、ここから記憶の定着の為にも学んだ事をある程度ノートにまとめ、実務に生かしていこうかと思います。

ビジョンとは?ビジョンの効果的な伝え方

リーダーシップ = ビジョン + コミュニケーション

■ビジョンを構成するもの

・なぜそれをやるのか?
・ビジョンが達成された世界はどんなものか?(各当事者毎に)
・その達成には何がしなければならないのか?

■ビジョンの伝え方

・基礎的な価値を意識
・ストーリー、具体例を使う
・逆説的な伝え方
・WeやOurを使う
・リピート&リピート

ゴールの設定の仕方

ゴール(目標)は大事だが、きつすぎるのは逆に不正ややる気を失くす。

■SMARTゴールの設定

specific・measurable・agreed・reasonable・time bound

■SMARTゴールの限界

設定が間違っていた場合や、他のゴールとのバッティング、また不正を招きやすい。また、イノベーティブでクリエイティブな発見につながらない。

複雑な問題→抽象的なSMARTゴールを

■目標達成のモチベーションを上げるアイディア

"Outsourcing inspiration"(例:顧客を招いて体験を語ってもらうなど)

・ゴールを意味有るものと意識

・細かいやり方については、任せることも

個人の評価・アセスメント方法

従業員はほとんどEngageしてないことを念頭。(アジア圏特に低い。。。)

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■3つのモチベーションモデル

・マズロー
有名なモデル、しかし線形かつ人類全員同じを想定→調査の結果大体同じだったが、「世代」によっては違い結果に。
新しい世代は特に「やりがい」ではなく、「余暇」を選ぶ傾向に。
・Hertzbergモデル
モチベーションを上げるものと、下げるものは別の要因。
やりがいや責任、成長などのモチベーションを上げるものをいっぱい上げるものもあれば、会社の規制や監視など下げるものもあり、別々と考える。
・内因性・外因性モチベーション
外因性は報酬などで、内因性はやりがいなど。
最新の調査では内因性のモチベーションの方が、営業職などでもよい営業成績を上げる事がわかった。

■やりがいのある仕事を

会社単位でなく個人単位で仕事を考える。上の「Outsourcing inspiration」を使って、内因性もモチベーションを上げる。

■モチベーションの落とし穴に注意

・すべての人が同じ感じ方だと誤解
・外因性の報酬はdiminishing returns
・「質」は数値化しにくい
・他者との比較(次の章へ続く)

公平とフィードバックの仕方

「公平」の比較方法は、(やった仕事)/(もらった仕事)を他人と比較、これが多かったりすると、不公平を感じる。

■Folly of Rewarding A while Hoping for B

本当はBをしてほしいのに、Aで報酬をしてしまう間違えに注意。短期長期の違い、イノベーションをしてほしいのに、失敗に厳しい。

■3つのフィードバック・報酬

・ポジティブ:いいこと→いいこと
・ネガティブ:悪いことをしなかったら→いいこと
・罰:悪いことをしたら→悪いこと
研究の結果ポジティブが一番長期的にモチベーションを保てる。

■フィードバックをする・報酬を出すタイミング

不定期に、変化する報酬・フィードバックが一番個人をその気にさせる。(ギャンブルも同じ原理)→振り返りなど定期的にやってないか?

■評価面談の目的

評価・開発成長・モチベーション向上

■評価面談のヒント

・すぐやるいまやる、定期ではなく、常に
・個人の性格ではなく、行動への評価
・具体的な行動を言及
・サンドイッチ話法(よい→悪い→よい)
・常に理解していることを確認
・必ず変化が見られたら、ポジティブなフィードバックを

コースの感想

個人的に良かった事は;

・名門ビジネススクール教授による、最新の研究結果に基づく調査
・世界中のクラスメートと連絡がとれ、頑張れば友達にもなれる
・アサイメントにきちんとレビューがもらえる(ペアレビュー)
・アサイメントの構成が実務に適用できるように設計されている
・地味に修了証(Certificate)もらえるの嬉しい!!

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のような点でした。特に、オンラインなのに、リアルタイムで、かつコミュニケーション取れながら受けられるのはまるで本当に授業に行っているようでした。

地球の裏側から、そこまでお金もかからずこのレベルの授業をココまでインタラクティブに受けられるのは、すごい時代なーと思いましたね。

Courseraハマりました。他にも面白そうな授業いっぱいありますし。

個人的に厳しかった点は;

・仕事が忙しくても、コースは待ってくんない!

これにつきます(笑)。久しぶりに宿題の締切の恐怖を感じました。

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