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ソドムのリンゴ

ワルナスビという植物の存在を知ったので、ここでご紹介したいと思います。

学生の頃にあった自由研究も読書感想文も、今なら楽しみながらできるのになと、つい思ってしまいます。


ワルナスビとは

ワルナスビ(悪茄子)とはナス科の多年草です。
アメリカ南東部(カロライナ周辺)を原産としており、ヨーロッパ、アジア、オセアニアに移入分布している外来種だそう。

茎や葉に鋭いとげが生えており、地下茎を張ってよく繁茂します。
耕耘機などですき込むと、切れた地下茎の一つ一つから芽が出てきてかえって増殖。除草剤も効きにくく、一度生えると完全に駆除するのは難しい植物なのだそうです。

白または淡青色の花が咲きますが、同科のナスやジャガイモに似ており、春から秋まで咲き続けます。

果実は黄色く熟しプチトマトに似ているものの、全草がソラニン(神経に作用する毒性)を含むため食用にはできず、食べると場合によっては中毒死する。

家畜に被害を与え、作物の品質を低下。ナス科であるため畑に生えるとナス、トマト、ジャガイモなどのナス科の作物に2年の連作障害を与える。
(外来生物法により要注意外来生物に指定されている)

1906年に千葉県成田市の御料牧場で牧野富太郎さんが発見、「ワルナスビ」はこれらのワルさを理由に名づけたのだそう。

英語では「Apple of Sodom(ソドムのリンゴ)」、「Devil's tomato(悪魔のトマト)」などの悪名で呼ばれており、花言葉は「悪戯」。

参考⇒ ワルナスビワルナスビ基本・侵入情報


何かで知った

何で知ったのか忘れてしまったのですが、「ワルナスビ」という植物の名を聞いた際に「ワル」とは“悪”のことなのだろうかと気になり調べてみたのです。

そうすると確かに悪で間違いないとのことで、この植物のことについて書かれている内容のほとんどが本当になかなか手強そうで驚きました。

いつも思うのですが、私たち人間のエゴにより雑草が云々というのはあまり言わないほうがいいのかなと考えたりもします。

しかしワルナスビに関しては例え人間がいなかったとしても、他の植物の成長を妨げ枯らしてしまうほどの生命力を持つとのことで、自然界の中でも随分と厄介そうだなと思いました。

今現在の日本では全国各地で見つかっている品種だそうですが、我が家では今のところそれらしきものは生えていません。

近所で咲いているという方、何なら庭に生えて困っているという方は、ここにもいらっしゃるものなのでしょうか。


そして相変わらずソドムのリンゴだとか、悪魔のトマトだとか最高ですね。私は最近英語でつけられる植物の名称にハマっているような気がします。






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