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ドラマ『6秒間の軌跡~花火師望月星太郎の憂鬱』感想とストーリー

※ネタばれがありますのでご注意ください。
※敬称は省略させていただきます。


【ストーリー】

2022年・夏。新型コロナが収束しないため、夏の花火大会は中止となり、望月星太郎(高橋一生)と航(橋爪功)の花火師親子は今年も暇になりそうだ。大規模な花火は上げられないものの、個人がオーダーする花火を始めようと、航は星太郎に何度か提案してきたが、星太郎は難色を示す。しかし、星太郎が個人のオーダーを嫌がる本当の理由は…。
その後、星太郎はいつものように、朝食の片づけを終えてから作業場に向かう。すると、航が倒れており、「すまん」という言葉とともに、息を引き取るのだった。


【感想】

星太郎だけが見えて会話していた亡き父親の航が、実は星太郎の心が生み出した妄想だったというのが最大のおち。年齢だけはそれなりに重ねているが、心は母親が離婚して出て行った子供のままだ。
観ていて「あ~もぅ!」と思いつつ、大人になり損ねた星太郎をいじらしかったりする。
航は航で、母親は母親で、従業員は従業員で、それぞれ思うところや抱えてているものがある。自分だけが辛いのではないと少しづつ理解していき、成長していく星太郎。ちょっと遅いけどね。

高橋一生はこういった役を演じるとものすごくはまる。目が泳ぎ、挙動不審になるところの滑稽で可愛らしいところは、とても魅力的だと思う。現実に身内にいたらば「ごめんなさい~パス~」だが。

橋爪功はなんの役を演じていても橋爪功なんだが、それがいい!
あの飄々とした佇まい、どこか可愛らしい感じ。なかなか出せないと思う。
この二人の掛け合いは観ていて楽しかったな~。




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