成績の良い子の親が実践しているとても簡単なこと

これからお伝えしていくことは、お子様の年齢が低ければ低いほど当てはまります。(特に、中学受験を控えた小学生。)

成績を上げられる子の親は、子に対して

「どうしてできないの!?(怒)」

とは絶対に言いません。なぜなら、この「どうして?」はできない原因を見つけようとするものではなく、できない子を責めているだけだからです。

では、どのように声をかけるかと言えば、

「できなかった理由を(一緒に)考えてみよう」

と言うのです。

同じようなことが塾でも日常的に起こっています。成績を上げられない講師ほど、「何でできないの?」と口にします。

答えは簡単で、「あなた(講師)が、生徒ができるようになる教え方をしていないからです。」

そんな当たり前のことにも気づかずに、自分の思い通りにならないイライラを生徒にぶつける。これでは、成績が上がるはずもありません。

授業料をいただいているプロ?ですら、この有様ですから、世の親御さんができないのも無理はありません。

大事なことは以下の内容に気づくことです。

・自分の感情(特に負の感情)を子にぶつけているだけ。

・単に「我慢」できていないだけ。

・自分に都合の悪い現実を直視できず、子に責任を押し付けているだけ。

子どもに「何でできないの!?」と言って、子のためになることは、「ひとつも」ありません。我慢できない親は自分の手(口)で我が子の可能性を潰しているのです。

癌の治療をしに病院に行って、「なんで癌になったの?」という医者はいるでしょうか。「原因はコレコレで、こういった治療をして治していきましょう」と患者に寄り添い、解決策を共に模索していきますよね?

子自身で解決できるなら、そもそも「できていない」という現状にならないのです。「できない」「成績が上がらない」現状をありのままに受け入れることからすべては始まります。

どうしても我慢できないのであれば、塾に通わせて、不満はすべて塾に吐き出しましょう。塾をどんどん利用してください。お子様の成績を上げるために必要なことはすべてやりつくすのが塾の仕事です。遠慮せずに、面談を組んでもらい、どんどん長電話しましょう!

親が子を思うパワーは凄まじいものです。その力をお子様のためになるように使ってください。お子様の足をひっぱるために使っている親御さんがあまりにも多く、「もったいないなぁ」「悲しいなぁ」と日々感じております。

「うまくいなかない」と感じたら、信頼できる第三者に相談しましょう。私も個人の仕事では、「親の教育」の案件が増えてきました。「中学受験は親が9割」とも言われていますし、私自身も親で決まると思います。親が変われば、子も変わります。親であるあなたはすぐに変われます。ただ、「適切な方法」を知らないだけですから。

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