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失敗したときに、「原因」と「要因」を分けて考える

最近仕事で失敗をした後輩がいて、
その会話の中で気づきがあったので書こうと思います。

私は普段児童福祉の仕事をしていて、
その後輩が子どもの安全上のミスをしてしまったんですね。

確かに後輩が悪いというか、
ミスをしてるなって部分はあって、
それで後輩はけっこう凹んでたわけです。

そこで自分も報告を聞いてて返したんです。

原因と要因

後輩は明らかに自分が悪いと思っていて、
自分の行動が原因だと。

でも話を聞いてると、
それ自分だけが原因なん?
って思います。

他の原因もあったんちゃうかと。

つまり失敗をした原因が、
自分の行動なんだったら自分の行動を責めてもいいけど、
そうじゃないなら自分で首を締めているだけです。

実際子どもが原因の部分もあったので、
確かに後輩だけが悪いわけじゃなかった。

だから、
原因と要因を分けて考えたら?
って伝わたわけです。

原因はそれが起きたきっかけ全部、
要因はそれが起きたきっかけのかけらを指します。

(言葉の正しさは一旦横において)

なのでなぜ起きたのか、
そのきっかけその1みたいに、
何個かの要素がまとまってると考えてみてください。

そうすると、
自分だけが悪いってわけじゃないこともあるわけです。

問題解決にも役に立つ

さてこういう考え方もあるっていうことを書いたけど、
個人的にこの考え方には利点があると考えています。

それは、
問題解決に役に立つってことです。

問題解決とか再発防止とか、
自分が悪いとか考えていると、
「次は頑張る」みたいな精神論みたいな解決法が出てきたりします。

でも要因で要素で考えることができるなら、
その要因を一つずつ潰すっていう考え方ができます。

今回の後輩の例だと、
自分の不注意▷不注意を起こさない仕組みづくり
子どもの特性▷複数人での対応をする
環境の問題▷より安全になる工夫
みたいな感じに。

こうやってミスをミスと考えるよりも、
小さい問題の集まりとして考えるみたいな感じです。

小さい集まりだから、
無駄に自分を傷付ける必要もなく、
問題を細分化して考えることができるわけです。

なので後輩にも再発防止のために、
この考え方をお伝えしました。

っていう事があって、
自分も無駄に凹むこととかあるので、
こういう考え方をしていかなきゃなーと思う日でした。

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