偶然力
※写真と本文に深い関係はありません。
人生って(始まりから重い)ほんの一瞬、0.5秒か1秒かの差で全然違う結果になることってあるよね…って改めて思った話です。
愛猫の看病生活を一年強していた頃、毎日ホントに寝不足でした。
(EXITを追ってる比じゃない位笑)
職場のご厚意で昼休みをずらして頂き、動物病院の午前診療に滑り込めるような時間に昼休憩を入れてもらい、毎日その時間が来ると慌てて事務所を出ていました。
元々車に乗るの得意ではないし運転には充分気をつけてはいたけど、日毎に症状の違う愛猫の様子が気になって気になって、早く帰ってあげないと、早く様子を確認しないと、といつも気が急いていて、今思えば運転は荒かったかもしれません。
そしてある日のいつもの戻り道、長い赤信号を苛々しながら待っていて、青信号に変わった瞬間にアクセルを踏もうとしたちょうどその時、LINEの通知音が。
いつもならそんなの気にせず発進するんですが、何故かこの時だけは後続車が居ない事をバックミラーで目視してからスマホの画面をフッと見て、遠方の友人であることの確認だけしました。
それからすぐ行こうとしたら…
4t(かな?)の大きなトラックがものすごいスピードで私の車のまん前を横切って走り去って行きました…
私は全身から汗が噴き出ました。
毎時毎分毎秒うっすら眠かったのに←バッチバチに目が覚めました。
青信号に変わった瞬間に発進していたら、私は間違いなく大型トラックに運転席側からぶつかられていたことでしょう。
そしてあのスピードなら、きっと即死。
後からドラレコで確認しましたが、どう見たってこちらが進む方向が完全に青信号に変わって数秒してからのトラックの暴走…
あっちは間違いなく赤信号です。
もしもあの時いつものように車を発進させていたら?
もしもあのタイミングで友人からLINEが来なかったら?
もしもあのLINEを確認しようと思わなかったら?
あの時の全ての偶然が重なって私は今生きている、と言っても言い過ぎではありません。
あの時絶妙なタイミングでLINEをくれた、別推し界隈の友人にもこの事を伝え、今でも私の命の恩人、と崇め奉っています(春美、愛してるよ♡)
その後、愛猫が亡くなってからというもの、何の楽しみも何の意欲もない日々。
習っていたダンスの先生の公演のトリを仰せつかり(先生が大トリ)、何かに没頭して気を紛らわせるのも良いかなぁと思い、ありがたくお引き受けしました。
毎日死に物狂いで練習して無事公演は終えたものの、身体じゅうボロボロだし燃え尽き症候群?て言うんですかね…もう、何ていうか踊る気力が無くなってしまって。
通算20年近くやっていたそのダンスも、その公演後にすぐ辞めました。
「灰になった」って感じ?(ジョー!)
お世話になった仲間や先生にもキチンと挨拶もせずに、ね。
大して上手でもないクセに、自分でも何様だよ偉そうだな、と思いましたが。
でもいくら努力していたとしても、極めた訳でも全然ないし、自分的に「達成感」もあんまり無かった。
公演を見に来てくれた仲間や家族や友人たちや、レッスン中死ぬほど怒鳴り散らかしてた先生でさえ
「すごく良かったよ。頑張ってたもんね」
って褒めてくれました。
私、と言えば周りの認識はB’zとそのダンスと愛猫と、だったんですが。
その愛しい子を亡くし、ダンスの大役を引き受けたタイミングが、まさかのB′z 30周年の記念イヤーで!(そんな大切なことを忘れている程、精神的にやられていたんでしょうね)
レッスンレッスンまたレッスン、だったし、極めつけは当時ファン歴20数年の私が一度も欠かしたことのない周年記念の千秋楽に、
な、なんと行けなかったんですorz
それは…ダンスの公演と同じ日だったから
(大号泣)
先に引き受けてしまったダンスの出演なのに
「推しの周年コンサートの千秋楽と被ってしまったのでやっぱ出ません」
とは言えません、さすがに。
こう見えても(?)気ぃ遣いぃなので。
公演までの特訓で先生にダメ出しされたり、罵られたりする度に
「えーえー、どうせ私は下手ですよ、ならいっそ出演させてもらわなくて結構ですよ、そうしてください、そしたら千秋楽行けるのに!」
と、何度心の中で叫んでいたことか…
でも、もう引き返せない!
30周年記念でどれだけエモいことが開催されても、ヲタクがのたうちまわるくらいすんごいことが起こっても、私は参加できない(死)
思う存分推し事が出来なかったことも、燃え尽きてしまった原因の大きな一つかもしれません。(いや、絶対にそう)
Bʼzに気を取られて、愛猫への喪失感を言い訳にして、納得のいく演技も出来なくて、結局何もかも中途半端だったんです。
そしてEXIT。(遅)
何もない日々をぬぼーーーっと過ごしていたある日の夜、いつも点けっぱなしのテレビから聞こえてきた
「イェイイェイイェイイエーーーィ♬」
なんだこの人たち…?
と思って何の気なしに観ていたら、思わず
「ハハッ」
と声を出して笑ってしまってました。
そして、ビックリしました。
自分の笑い声を、久々に聞いたから。
何をしていても何を見てもぼんやりした感情しか無くて、何も楽しいことがない日々の中、初めて目にした異色の漫才コンビに笑わせてもらったんです。
同時に
「あぁ、まだ私笑えるんだなぁ」
って思ったら、今度は涙が出てきて止まらなくなってしまって。
元々喜怒哀楽の激しい性格でしたから、やっと本来の自分が戻ってきたな、という感じでした。
とは言うものの、EXITのことを一所懸命調べたり探り上げたりする訳ではなく(お笑い、というのにそんなに詳しくなかったのもあり)、娘っちが
「見て見て!この人(=かねちー)稲葉さんのソロ(=『あの命この命』)歌ってるの!」
と、どなたかがあげていたtiktokを見せてくれて(その後それはかねちのツイートだったと判明)
「へーー…ソロの中でもこんなマニアック(失礼)な選曲で、しかも上手い」
と印象に残り…
(twitterの”かねちーみそじー”のお誕生日手書きメッセージにも流れは書いてますが)
その後、あの伝説の沖縄からの奇跡の帰還劇(ENGEIグランドスラム出演)も、アカウントは作ってなかったものの、リアルタイムで空席を譲ってくれ!と呼びかけるツイートとかを見守りながらヒェヒェして、「ラスト・キス」でキュンとなってゴロゴロリーーンと沼に転がり落ちました。
漫才見て、歌うたう姿でキュンとして、恋愛バラエティでも心を持っていかれて。
正にEXITの常套手段!
色んな角度から攻めてくる笑
あらゆる方面からファンを連れてくるんだ!と本人たちが言っている思惑通りに、私も例に漏れず違う世界からこちらに連れてきてもらいました。
入りはかねちだけど、その後のセンテンススプリング←以降、りんさんの温かな人間性とえも言われぬキュートさに惹かれ、今では見事箱推しです♡
「何一つムダじゃない」
ってりんさんよく言ってますが、もし何か一つでも違っていたら、この今はあるだろうか?
私のあのトラックのこともそうだけど、
もしもあの時、テレビのチャンネルが違っていたら?(あの時は『ネタパレ』)
もしもあの時、娘っちと喧嘩していたら?(tiktokなんて見せてくれないでしょう)
もしも家にテレビが無くて娘っちがスマホを持ってなかったら?
(極論)
何一つ欠けることのない色んな「もしも」を通り過ぎて来たから、EXITが好きな今の私がいるんだなぁって。
時を経てダンスの仲間たちに会えた時、皆が
「(EXITが好きな)カオpomが楽しそうにしていて良かった」
と、こんな不義理な私に優しく言ってくれて、本当にありがたくてまた泣きそうになりました。
(よく泣く)
そして、ここに連れてきてもらってからも色んな事がありましたが…
ご本人達から恐れ多い程のファンサが頂ける夢のような界隈。
仲良くしてくださる可愛らしい沢山のフォロワーさん。
ホントにありがとうございます。
しんどいことももちろんいっぱいありますが、ご飯が食べれて、暖かい布団で寝れて、大事な家族がいて、働ける場所がある。
ありがたいことです。
特にオチはなくてすみません。
これからも一緒にEXIT推していきましょうね♡
で、結局何のダンスやってたん?て方はイイね!
私も猫好きだよ~B′z 好きだよ~って方はチャンネル登録!
(注:チャンネルはありません)
長い駄文を読んでくださり、ありがとうございました。
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