亀を捕る男(中国の公園編)
今回は中国の公園で面白いと感じた事をいくつか書いていこうと思います。
亀を捕る男
中国は国がでかいだけあって、広い公園が多かったですね。
日本のように住宅街の中にポツンと小さい公園が現れるということは基本的になく、大体公園として最初から整備されています。
大きい池などもあってボートに乗れたりもします。
こういう池には釣りをする人が集まって釣りを楽しんだりもしていましたね。
釣りだけならのんびりしてて良いんですが、網を持って歩き回るガチの奴もいます。
目つきが鋭く、ジロジロと水際を睨んで歩き回っているのです。
ある時、20センチくらいの亀が池の中にある石の上で日向ぼっこしていました。
「あ、亀がいるなー。」と足を止めて見ていると後ろから網を持った坊主頭の中国人のおっさんが歩いてきて、すぐに亀を見つけて立ち止まりました。
おっさんの服装はジーパン、Tシャツだったのですが、あっという間に上半身裸になり水の中に入って石の上の亀を素早く網の中に入れて戻ってきました。
ハッキリ言ってこういう連中を見るとのんびりした気分も台無しです。
しかし、本人たちは生活がかかっているのか、至って真剣です。
公園で漁
公園のこの池には、毎日夜11時頃になると上半身裸の男が5,6人集まっていました。
池の一角で4人ほどが泳いで数十m四方の網を広げます。
暫くして全員で網を地面に引っ張り上げ、魚を捕っていました。
毎回、網にはけっこう魚が入っていましたよ。
たぶん全部コイかフナでしょうね。
普通の公園でこういう事が行われているのです。
もう、完全に漁ですよね。
なぜこんな事を私が知っているかというと、その時間、公園に毎晩ジョギングに行っていたからです。
通りすがりの短い時間でしたが、何度も繰り返し見ているの手順や魚の量がわかるのです。
マンゴーを採る家族
南方の省では、道路沿いにけっこうマンゴーの木が植えられています。
中国人は果実が熟した頃、枝からマンゴーをもいだり、揺すって落としたりして持ち帰ります。
若者だけじゃありません。
母と小さい子供の2人でやっている場合もあります。
家族4人で親父が一生懸命に木を揺すって、妻や子供が一心不乱に落ちたマンゴーを袋に入れていることもあります。
道路沿いのマンゴーの木からは、あっという間に果実が姿を消します。
経済発展したとはいえ、まだまだ中国にはこういう連中が多いですね。
というわけで、日本にいてはなかなか知ることができない中国の公園の風景でした。
今回は以上となります。
お読みいただきありがとうございました。
もしサポートをいただけた場合はクリエーターとして皆さんに恩返しできるように一層努力いたします!