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プロじゃなくてもOKなの!?(中国の仕事編)
プロじゃなくてOKなの!?
中国で仕事をする場合、仕事があって雇ってくれたら間違いなくやったほうが良いですね。
就職の要件は日本よりかなり緩やかだと思うので、知識や経験、技術が、全くなくても不安に思うことはありません。
私が日本語教師として初めて働いた時も日本人だからという理由だけで雇用されました。
知識や経験がなくても何の問題もありませんでした。
もちろん日本語なんて教えたことがないですから最初はめちゃくちゃです。
今思えばあの頃の学生には、本当に迷惑かけたので謝りたいです(笑)
全然プロフェッショナルじゃなくても雇ってもらえる、というのは自分が働く時は大きなメリットです。
しかし、客の立場になった場合、非常に厄介です。
例えば、私は自分で勉強してもっと上手に授業できるようになりたいと努力をしていました。
それは、私がずっと日本語教師をやりたかったからです。
しかし、大部分の中国人というのはなるべく楽してたくさんお金を稼ぎたいという考えなので、雇われたら、そのままスキルアップを考えない人間が大半です。
私がよく昼食を食べていた食堂のオヤジが突然店を畳んで、翌週からスマホの部品を売る店に転身したことがあります。
その理由も「スマホの部品を売ったほうが儲かるから。」と言っていました。
さすが商人の国だな~と感心したものです。
これは私の個人的な考え方ですが、日本は「職人の国」、中国は「商人の国」だと思っています。
日本の食堂のオヤジはもっと儲かりそうでもスマホの部品屋に転身しないと思うのですが、皆さんどう思いますか。
これは事業主に限らず、会社員レベルでも当てはまると思います。
つまり、中国の会社員には職人的な考え方の人は少ないので、結果としてプロになる人も少ない、ということです。
どんどんと増えていく作業員
例を挙げましょう。
私が住んでいたマンションの部屋が停電したことがあります。
というか中国では半年に一度くらいは水が止まったり停電したりします。
それで、業者やマンションの管理会社に連絡をします。
するとまず2人ほど部屋に入ってきてあれこれ見ているのですが、たいてい直せません。
そして応援を呼びます。
3人、4人と、増えていきますがやっぱり直せません。
直せないどころか、あれやこれやとコードをいじったりしているうちに、蛍光管がショートしたり、もっと状況が悪くなっていきます。
「ふざけんなよ、こいつら。何なんだ。」と内心イライラしながら見ているのですが、外国ですからね。大人しくします。
ついに5人目が入ってきてひとしきりワーワーやって、結局「俺たちには直せないからもう帰る。金は要らない」です。
日本じゃあり得ないですよね。
日本だったら、頼まれてお客様のところに来たのに「できません、帰ります。」なんて言おうものならどうなりますか(笑)
でも中国人からしたら、お金をもらってないんだから何も問題ないという意識なのです。
そもそもの問題として、電気に関する知識や技術が無いのにこの会社で働き続けている時点でおかしいのですが、彼らは全然そんなこと気にしませんね。
そして、堂々と客の所に来て堂々と帰っていくのです。
そんなわけで日本みたいに、仕事をしている人がみんなプロではないということです。
この時は結局、私の住んでいた階がまるごと停電していました。
そして翌日、仕事が終わって帰宅したら普通に電気がつきました。
自然に直ったのか、誰かが直したのか、よく分かりません。
中国にいるとこんな感じです。
今回は以上となります。お読み頂きありがとうございました。
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