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AIに仕事が奪われる

大胆なタイトル、AIに限らず技術革新によって必要なくなった仕事は山ほどあるはず。また、技術革新によらず、生活環境や習慣の変化によっても無くなっていく仕事は多くある。近年は、そうしたシフトが急激に起こっていることが、ゆがみを生じさせているのかもしれない。

AIモデルでアパレル商材撮影を行うサービスのニュースを見た。

アパレルのECでモデル手配が便利だからという理由で、山奥にあった配送センターを都市部に戻すという話を聞いた。2010年代の半ばくらい。実際の現物(洋服)があるのは配送センターなので、一度に複数のスタイリングを撮影するにはモデルに配送センターに来てもらった方がいい。山奥だと日当が高くつくし、複数人のキャスティングがとても大変なことが想像できる。

AIで生成したモデルのサンプルを見ているとルッキズムの冗長じゃないかと目眩がするけど、少し考えるとそうでないモデルも生成できるのかもしれない。それとも難しいのかな。難しいとしたら、多様性を表現することが現時点のAIには苦手ということになる。

一方のバーチャル・ヒューマンはキャラクターとしての注入がなされている。美の基準は様々あるけれども、美少女という空の存在が、何か特別な意味を持っているのではないかというのは、下記のnoteに書いた。

ただ、バーチャル・ヒューマンとAIが生成するモデルは別に考える必要がある。バーチャル・ヒューマンはコンピュータ・グラフィックスであり、話し方や仕草に機械学習による技術適用はあるものの、造り出しているのは人の手である。

生成された顔と、バーチャル・ヒューマンとしてデザインされた顔は違う。

それを見破る方法も研究されている。


バーチャルの世界でのリアリティ、そんな幻想を抱く時代になるかも。

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