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【開催レポ】譲れない思いを貫く強さ

こんにちは。ちひろ@自由七科です。

今回は先月のランチタイムセッションのレポート。女性経営者・フリーランスのためのオンラインコミュニティ「ホクレア」を主宰されている小野梨奈さんをゲストにお招きし、これまでのキャリアについて伺いました。

ゲスト
合同会社カレイドスタイル代表
女性経営者・フリーランスのためのコミュニティ「ホクレア」主宰
小野梨奈さん
主な事業は、企業のWEBプロデュースや大学・研究機関のアウトリーチのサポート。最近は、「生と死のウェルビーイング」をテーマにした「DEATHフェス」に開催に向けて奔走中。


社会に出て気づいた働く時間の長さ。それなら好きなことを仕事にしたい。

大学、大学院と、子どもの頃からの夢だった宇宙物理学の研究に没頭していた梨奈さん。しかし、一度は社会に出てみようと博士課程には進まず、就職の道を選びます。ところが、いざ働いてみると職種とのミスマッチが生じ、転職を考え始めたそう。長時間労働が常態化していた職場で、どうせ働くなら好きなことを仕事にしたいと飛び込んだのがWEBメディアの世界でした。

当時はインターネットが盛り上がり始めた頃。ファッションやコスメだけでなく、女性の生き方や働き方など、女性による女性のためのWEBメディアが誕生したのもこの時期。

大好きなWEBメディアの求人を見た梨奈さんは迷わず応募。見事採用されたもののスタートはアルバイト。収入はこれまでの半分以下。それでも不安より、大好きなメディアで働ける喜びの方が大きかったと梨奈さん。

他のエピソードも聞いていて思ったのですが、軸がぶれないのが梨奈さんの強さ。これと決めたら、それ以外のものに執着しない。アルバイトで採用になったときも、収入が下がることで手放したものはたくさんあったはず。だけど、一点に集中することで自分がより良い状態になれることを、梨奈さんは誰よりも分かっていたのだろうなと思います。

妊娠とともに始まったフリーランス生活

大好きだったWEBメディアに就職できたものの、なかなかやりたい分野の担当にはなれず、このままでいいのだろうかと、3年務めたのちに一旦退職することに。さらに退職とほぼ同時期に妊娠していることが発覚。転職先も見つからずに、前職のWEBメディアを外注として手伝うことになったのがフリーランスになったきっかけだそう。

はじまりこそ成り行きだったフリーランスですが、その後、妊娠や子育て期においては、柔軟な働き方ができるというメリットに気づきます。それだけではなく、産休・育休がないといったデメリットがあることにも。まだフリーランスの認知度が低く、社会的な信用も得られにくい中、実際にフリーランスで働く人の姿や、正しい情報を発信していきたいと始めたのが、WEBマガジン”Rhythmoon(リズムーン)”でした。

フリーランスを女性のはたらき方の選択肢の一つに

フリーランス100人にインタビューするまでは辞めない。それだけを決めて立ち上げたRhythmoonはその後9年間続きました。

梨奈さんがRhythmoonで一番伝えたかったのは、フリーランスは女性のはたらき方の選択肢の一つになりうるということ。出産でやむを得ず離職していく元同期たちの姿に、辞めるか続けるかだけではない選択肢があることを知ってほしいという思いが膨らみました。

Rhythmoonはそれ単体で収益を上げるビジネスモデルではなかったものの、梨奈さんに様々な経験や出会いをもたらし、それは今にも繋がっているそう。

「好きなことを仕事にしたい」から始まった梨奈さんのキャリアが社会に繋がったこのエピソードは、聞いていて胸が熱くなりました。自分が理想とする働き方はつくれる。私もそう信じています。

さて、アーカイブではこのほか、梨奈さんが法人化したきっかけや、理不尽なことに出会ったときの乗り越え方など、ライフキャリアを考えるうえでのヒントが盛りだくさん。ぜひ全編聞いてみてくださいね。

なお、今回は梨奈さんのキャリアの前半で時間が来てしまったため、続きを9月19日(火)12:00~12:50にライブ配信する予定。準備でき次第、お申し込みの受付をスタートします。

次回は、Rhythmoonがさらに進化した女性経営者・フリーランスのためのオンラインコミュニティ「ホクレア」のこと、そしてPolarisのファウンダー、市川望美さんと取り組んでいる「デスフェス」についてお伺いしますよ。

デスフェスについて、トークが待ちきれない方はこちらをどうぞ。


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