見出し画像

【開催レポ】地域メディアから”はたらく”を考える~ランタンナイト~

こんにちは。ちひろ@自由七科です。今日は先日co-ba CHOFUで開催した「調布の人をふんわり照らす ランタンナイトvol.2『はたらく×地域メディア』」のレポートをお届けします。今回は参加者10名。男女問わず、20代から60代まで幅広い年齢層の方にご参加いただきましたよ。


地域でゆるりとはたらくを考えるランタンナイト

社会の急激な変化の中に生きる私たち。会社のあり方が変わってきたように、個人のはたらき方に対する考えも様々です。”はたらく”という言葉の意味も、お金を稼ぐことだけではなくなってきているのではないでしょうか。
しかし、立ち止まって考えたくても、毎日忙しくてなかなか時間がとれないのも確か。

ランタンナイトは、金曜の夜においしいご飯を食べながら、ゲストの話をヒントに、自分の”はたらく”を探索する会。難しく考えずに、ゆるゆると語り合いながら、まずは人の話を聞いたり、モヤモヤを言葉にしてみようと開催しています。

今回のごはんは、「おむすびカフェ micro-cafe(マイクロカフェ)」さん。
とってもおいしくて大好評でした!

ゲストは地域メディアに関わるお二人

今回は、調布のローカルメディアに関わるお二人をゲストにお招きしました。

1人目は、youtubeinstagramで調布の地域活動団体やお店の情報を発信している調布Withgrowの森直樹さん。調布育ちの森さんは、IT企業の人事部で働く傍らWithgrowの活動をされています。

2人目のゲストは、調布FMパーソナリティの岡本祥子さん。岡本さんは元TBSラジオのリポーター。2人のお子さんを育てながら、防災士やベビーサイン講師としても活動されています。

右が森直樹さん。左が岡本祥子さん。お二人ともPolarisの調布での活動を通じたご縁からゲストを依頼。岡本さんはなんと10年前に取材に来てくださっていたことが判明!

自分の「好き」を大事にしているのが共通点

トークでは、お二人のはたらき方について話を伺いました。その中から一部抜粋してお届けします。まずは、地域メディアに関わるようになったきっかけから。

一度は離れた声の仕事。ベビーサインが繋いだ縁。

岡本さん:小学生の頃からラジオが大好きで、いつかラジオに関わる仕事がしたいと思っていました。大学卒業後、一旦は一般企業に就職したものの、あるとき、TBSラジオで情報キャスターを募集しているのを発見。念願かなって採用され、全国各地からリポートをしたり、番組アシスタントなどを務めました。一人目を出産後もできる範囲で続けていたのですが、二人目の出産を機に続けることが難しくなり、退職しました。

調布FMでのお仕事のきっかけはベビーサインでした。ベビーサインというのは、赤ちゃんと手でお話する育児法で、産後に講師の資格を取りました。たまたま調布FMでパーソナリティを務めている大西友子さんとベビーサインを通じて知り合って。彼女の番組にベビーサイン協会の方が来られると聞いて、アポなしで押しかけたのがご縁で、レポーターに声をかけていただきました。

就職活動に向けて興味本位で始めたのがきっかけ

森さん:始まりは大学3年のとき。同じバイトをしていた先輩と就職活動に向けて何かしようと、自分たちが面白いと思う調布の情報の発信を始めたことです。当時はちょうどyoutubeが盛り上がり始めた時期で、遊びの延長のような感覚で、好きなお店を紹介する動画をつくったりしていました。

大学卒業後は私も仲間もみんな就職してライフイベントもあり、一旦は活動を中止していたのですが、3年前に復活。今でも自分の興味のあることを大切に、発信をしています。

印象に残っているのは、ボランティアのタクシー運転手を募集する動画を作ったこと。ボランティアなので、なかなか人が集まらないという話を聞いて、素人ながらいいものをつくろうと取り組みました。結果、その動画がきっかけで2名の方を採用できたと聞いて、そういう地域課題の役にも立てるのだと嬉しかったです。

無理なく心地よく活動を続けられていると森さん。
岡本さんはほかに一般事務のお仕事もされるなど、何足も草鞋を履くワークスタイル。

自分の暮らしに溶け込むローカルメディア

次に、地域メディアに関わる魅力について伺いました。

地域に暮らす当事者だから伝えられること

岡本さん:自分で住んでいる街の素敵なところがわかり、中の人と話すことができるのはやっぱり役得ですね。でもその分、プライベートと仕事の境目が曖昧になってしまい、お店に行くのに気を遣ってしまうこともあります。ラジオの特徴は声で情報を伝えること。声色には人柄やそのときの気持ちがとてもよく現れます。何でもネットで調べられる時代だからこそ、ラジオでないと伝えられないことというのはいつも意識しています。

コミュニティFMは地域の方のためのラジオ。調布に住んでいる私だから引き出せるお話を届けたいので、アンテナは常に張っています。聞いている人と同じ生活者目線でラジオに関われるのが面白いところですね。

タグの外れた自分でいられる心地よさ

森さん:地域で活動する魅力は、会社という看板を下ろして、私個人で見てもらえるところ。会社にいると個人としての成果が見えづらかったりしますが、Withgrowの活動では個人名で呼んでもらえます。今日も会場には何人か知り合いの方もいて、こうして会いに来てもらえることはとても嬉しいです。自分が好きで続けていることで、誰かと繋がっていくのも面白さの一つだと思います。

ゲストトークでは上記の他、地域活動を仕事にする難しさや、好きなことと収入との葛藤などにも話は広がりました。

初対面でもなぜか和むグループディスカッション

ゲストトークの後はグループディスカッション。近くの人と少人数でゲストの話の感想などを話し合いました。

地域で知り合いってどうやってつくる?つながりとしがらみの違いは?など、グループによって話題は様々。

次回は2024年1月予定

今回も自分のはたらくや暮らしを少し引いて見てみたり、他の人の話を「そんな考え方もあるのか」と聞いてみる、あたたかな会となりました。次回は来年1月の予定。気になる方はぜひ、Polarisのinstagramのフォローをお願いします!

前回のランタンナイトの様子はこちら

ちなみに、co-ba CHOFUでは「スナックPolaris」というイベントも月1回開催中。ちょっと肩の荷を下ろして話してみたいなぁという方はぜひお気軽に。ママ・マスターは月替わり。立候補も受け付けていますよ。最新情報はFacebookでチェックを。





この記事が参加している募集

イベントレポ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?