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「がんと共に生きる」すべての人が、かけがえのない存在として認め合う社会を目指しています。

こんにちは、「POLA サステナビリティ公式note」です。

ポーラでは、ジェンダー、年齢、地域格差、様々な「壁」の解消を目指しています。
その中で今回は、「がん共生プログラム」の取り組みをご紹介します。

◯「がん共生プログラム」を目指すきっかけ

ポーラでは、現在約33,000名のビューティーディレクターが働いています。
全国のビューティーディレクターの方々にお会いしていると、中にはがん治療と向き合いながら、前向きに仕事やボランティア活動に取り組み、同じ病気と闘う人や、地域の多くの人に元気を与えている姿を目にすることがあります。
そのような姿を見るたびに、「人と人とのつながり」から生まれるポジティブな可能性を改めて感じ、「ここにこそポーラが大切にしたい価値がある。新しい働き方・新しい価値・新しい文化をビューティーディレクターとともに『共創』していきたい」と思い、病気と向き合う仲間を支えていくことを考えはじめました。

「がん共生プログラム」始動

「がんと共に生きる」すべての人が、かけがえのない存在として認め合う社会を目指して、2018年4月より「がん共生プログラム」を開始しました。このプログラムは、がんに罹患したPOLAで働く仲間が仕事を諦めることなく「仕事と治療」の両立をいかに実現できるかを考え、設計したプログラムです。
全国のビューティーディレクターや従業員とその家族へ、がんが、より身近なものであるという意識を高める活動を行っています。

主なテーマは、以下の3つで進めています。
・がんに対する理解を深める
がんと共に生きることが身近なことと理解し、がんと共に生きるために大切なことを深く学びます。
・安心してがんと向き合う
一人ひとりがかけがえのない存在として認め合う関係の中で、安心して治療や看護に専念できるよう、心のケアや不安要素の低減をサポートします。
・経験を大切に学ぶ
がんと向き合った経験そのものが貴重なものと捉え、会社全体が理解し、その経験を共有しあえる風土の発展に努めます。またその経験を社内に留めることなく、広く社会にも伝えていきます。

「がん共生プログラム」の具体的なアクション

具体的な活動として、がん共生プログラムブックを作成し、全国のビューティーディレクターや従業員に配布をしました。
このブックには、がんに関する基礎知識はもちろんのこと、がんに向き合う仲間の活躍や予防や治療につながるさまざまな知識・制度の紹介をしています。
また、経験者のインタビューも掲載することで、よりがんを身近に感じてもらえる機会を設けました。

当初は、社内の「仕事と治療の両立」を目指した制度のプログラムでしたが、ビューティーディレクターの皆さまの活動が、徐々にポーラの枠を飛び越えてリレー・フォー・ライフへの参加に代表される「社会とのつながり」へ発展して行きました。

フレンドリーアクション

その様な状況を踏まえて、2021年からポーラ内の制度に留まらず、「社会への還元」を目指し「がん罹患者とその家族に優しい社会を!フレンドリーアクション!」を新たにテーマに加え活動をスタートさせています。
直接お客さまに接するビューティーディレクターをアドバイザーに迎え、ポーラが「がん共生プログラム」を実践する意義、罹患者のお客様やそのご家族から求められている事、今後の方向性について徹底的にディスカッションを実施しました。その過程を踏まえ「ポーラのお店」でできるアクションを明確化し、専門家のアドバイスも取り入れて、教育プログラムを作りあげました。

他にも、「リレー・フォー・ライフ」のナショナルスポンサーや、ピンクリボン運動の支援活動もしています。
※リレー・フォー・ライフとは、がんを罹患された人やご家族を支援するチャリティ活動

「がんアライアワード」3年連続ゴールド受賞へ

こういった取り組みが認められ、2021年、がんアライ部主催の「がんアライアワード2021」でゴールドを受賞しました。2019年から3年連続でゴールド受賞です。

がんアライ部(代表発起人:岩瀬大輔、功能聡子)とは、
がんを治療しながら働く「がんと就労」問題に取り組むプロジェクトです。

POLAは、創業100周年を迎える2029年ビジョンに向けた行動指針を

と定めています。
これからも「がんと共に生きる」すべての人が、かけがえのない存在として認め合う社会を目指していきます。


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