見出し画像

そしていつか捨ててきた夢の続きを #ミスチルプレイリストをさらし合おう

私は今の会社が3つめの勤め先です。

学生時代は、できれば出版や放送などのメディアに関わる仕事がしたくて就職活動をしていましたが、夢かなわず。まったく毛色の違う会社にどうにかもぐり込んで、何年か働いていました。
次に入った会社も、大学で専攻したことはいかせたけれど、本当にやりたいことではありませんでした。
でも世の中こんなもの。
本当にやりたいことを仕事にできる人なんてほんの一握りなんだから、と冷めた気持ちもありました。

そこでも色々ありながらも何年か働いて、それなりにこなせるようになってきた頃、ふと疑問が芽生えたのです。
私、ずっとこのまま?

その頃たまたま転職サイトで面白そうな求人を見つけました。それは、私も手に取ったことのある、あるフリーペーパーを発行している会社の編集部門の仕事でした。単なる広告誌面ではなく、発行している地域にちなんだ編集記事やインタビュー記事もあるところが好きで、新しい号を見かけるといつもピックアップしていた、それ。
こんな会社で働いてみたい!でも倍率高いんだろうな・・・
文章を書くのは好きだけど、好きなだけで通用するのかな・・・
不安とチャレンジしてみたい気持ちが交互に押し寄せていたときに聞いていた曲が「終わりなき旅」でした。

閉ざされたドアの向こうに
新しい何かが待っていて
きっと きっとって 僕を動かしてる

歌詞に自分を奮い立たせて、励まして、応募して、そして今に至る。
ライブで最後に歌われることも多いこの曲、聞きながらあの頃の気持ちを思い出して泣きそうになることもしばしばです。

「彩り」は、念願かなってこの会社に入れたのはいいけれど、なかなか満足いく仕事ができずに失敗も多く、落ち込み気味だった頃によく聞いた曲。

僕のした単純作業が
この世界を回り回って
まだ出会ったこともない人の
笑い声を作ってゆく

という歌詞に自分の仕事を重ねたりして。
フリーペーパーではあるけれど、有料媒体のクオリティにはほど遠いけれど、でも私にしかできないオンリーワンの記事を作ろうとして、空回りしつつも必死に頑張っていたあの頃の思い出。
あ、今も頑張ってはいますが(笑)

「蘇生」は、少し状況が変わって、というか、その頃ちょっと仲がよくてちょっといいなと思っていた年下の人が好きだと言っていた曲です。
私はその人の前ではいつも必要以上に大人のふりをして、その人は年下らしい素直さ120%で接してくれていて。
つまり、お互いちょっとずつ無理をしていたんだろうな、と今となっては恥ずかしく懐かしく思い出したりするのです。

胸を揺さぶる憧れや理想は
やっと手にした瞬間にその姿消すんだ

でも何度でも何度でも
僕は生まれ変わって行く
そしていつか君と見た夢の続きを

もう結婚してるかな。今もミスチル、好きかな。
ライブに行って、ばったり会ったらどうしよう、なんて。あんな大きな会場で会う可能性なんて万にひとつもないだろうけど。
でもどこかでこの曲を聞くとき、彼も一瞬くらいは、私のことを思い出してくれていたなら嬉しいな。

本当はもっと書きたい色々な曲があるのですが、考え始めるときりがなく、とても選びきれないのでこの3曲に。
今の私を作るきっかけになった曲、というテーマで選びました。他の方たちのプレイリストも楽しみです。
書き終わったら、ゆっくり拝見してまわります!

今回もあきらとさんの企画に参加させていただきました。

いただいたサポートを使って、他の誰かのもっとステキな記事を応援したいと思います。