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顔面神経麻痺10 -休職-

顔面神経麻痺になってから、合計1ヶ月半ほど会社を休みました。

最初の2週間は、もう治らないと言われたショックと
手術や治療法を検討するためにお休みをもらいました。
顔面神経麻痺は突然起こったので
なんの引き継ぎもしないまま2週間お休みをしており
「これ以上皆に迷惑をかけたくない!」
という気持ちが先行して、初めは休職なんて1ミリも考えていませんでした。

休職したらすぐに顔が動くようになるというなら、喜んで休みましたが
残念ながら神経の反応が0の人は、完治しないことがほとんどなので
休んでも意味がないとも思っていました。

「でも今休んだら、1年後に良くなる確率が上がるかもしれないよ」
家族にそう言ってもらえました。

友達にも、
「今は休みなさいって、神様が言ってるんだよ」
と言ってもらえました。

なんとなく「早く仕事に戻らなきゃ!」という気持ちでいっぱいだったのが
周りの人たちに優しく説得されて、
「ああ、休んでもいいんだ」と思えるようになり
1ヶ月間休職することを決意しました。

"(仕事に対して)代わりは誰でもいる"
世間でよく聞くこの言葉、以前は厳しい言葉だと思っていましたが、
病気になってからはポジティブな意味に聞こえます。
自分の代わりに仕事ができる人なんて、たくさんいるんです。
辛い時は仲間に仕事を任せて、たまには休んでもいいんです。
仕事の代わりはいくらでもいるけど、自分は自分しかいません。

会社によっては、いくら病気だからといって1ヶ月も休まれては困るとか
そもそも休職なんてさせてもらえないとか
色々とあるかもしれません。

でも休ませてもらえる会社なら
思い切って長期間休暇をとった方がいいと思います。

私は休職中に
デスクワークをしないと全く肩が凝らないということを実感しました。笑
仕事を休むと心に余裕ができて
他にもいろんなことに気づくことができます。


本当に辛い時は、無理にでも有給をとって
思い切って休みましょう。