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「幸せ」を問い直す、名作映画「ブータン山の教室」


こんにちは、Kです。
今日は休日に観た、超オススメ映画について書きます。

それは「ブータン山の教室」という映画です。
アカデミー賞国際長編映画賞を受賞しています。

ブータンは、世界一幸福な国といわれています。
あなたも、観たら、「幸福」について、「大切なもの」について、きっとわかると思います。

「ブータン山の教室」がオススメな理由


「ブータン山の教室」のストーリーは?

この映画のストーリーは、次のようなものです。(DVDの裏面より)

やる気のない若手教師・ウゲンは、ある日教官に呼び出され、ブータン標高4,800mの秘境のルナナ村にある学校に赴任されるよう命じられます。

オーストラリアで歌手になるという夢を抱きながらも、渋々人口わずか56人、電気もガスもないルナナ村に行くことに。


1週間以上かけてたどりついたその村には、真っ直ぐな瞳の子どもたちが彼の到着を待っていました。


なれない土地での生活に不安を感じるウゲンでしたが、日常に幸せを見出す村の人々と過ごすうちに、徐々に自分の居場所を見つけていきます・・・。


ブータンの新鋭、パオ・チョニン・ドルジ監督は、人々の笑顔あふれる暮らしを圧倒的な映像美で描きながら、グローバル化が進み、世界の景色が単一化するいま、私達に「本当の豊かさとは何か」を教えてくれます。

自然の山々の景色が美しい



アマゾンプライムでも視聴できます。


ナルル村は、標高4,800m、富士山よりも高いところにあり、周りは山に囲まれています。
主人公は、契約期間の春~秋までを過ごすのですが、山の風景や木々の緑がとても美しいです。

主人公の顔がだんだん変わってくる


監督は、「この映画は、実際にあったことを映画にしただけだ」と言っていました。

私は映画のなかの主人公が、街にいたときよりだんだん穏やかな顔になっていくのが印象的でした。


街では、勝手で、思いやりもない青年でした。
ルナナ村に行くときも、文句ばっかり言ってました。

それが・・・あまり書くとネタバレになってしまいますね。ここでやめておきます。

私たちが忘れている「本当の幸せ」「本当の豊かさ」とは?


ルナナ村は、私たちの生活とは大きく異なり、自然と一体となって生活をしています。

電気もガスもないので、お茶を飲むにも火をおこさなくてはなりません。
窓の隙間を防ごうにも、すぐニトリがあるわけでも、何かチラシか布切れがあるわけでもない。トイレの紙もない。(葉っぱで代用)

お腹が減っても、コンビニもない。
まず、ネットがつながりません。

完璧に「もの」がない状態。
「もの」がないから、みんなで工夫し助け合って生活しています。


最低限必要なものだけで、あとは、自然のなかで穏やかに暮らす姿が強烈で、今の自分の生活を振り返らざるをえません。



こんまりメソッドで変わった私」という記事を書いた私ですが、「もの」があればあるほど、「豊かさ」から遠のいていくのだと知りました。

今、老後の「2,000万円問題」なんていう言葉が横行していますが、それは「もの」に支配されてしまっている私たちの生き方の延長にあるものなのではないでしょうか。

興味のある方は、一度ごらんになってみてください。
アマゾンプライムでも視聴できます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、また。

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