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忘れないための雑記帳。

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最近の記事

あたらしいテレビ

 10日放送のNHKの「あたらしいテレビ」が面白かったので、気になった点をメモ。新型コロナウイルスを受けてのテレビ・映像メディアの変革がテーマだった。  リモートで出演したパネリストはこの6人。 ・佐久間宣行(テレビ東京 プロデューサー) ・土屋敏男(日本テレビ シニアクリエーター) ・野木亜紀子(脚本家) ・疋田万理(メディアプロデューサー) ・ヒャダイン(音楽クリエーター) ・フワちゃん(YouTuber芸人)  ※出演者のコメントはメモ書きで、正確ではないです。

    • 有給最終日

       今日で有給休暇が終わる。この1ヶ月何をしてたんだろう。何をしたら何かしたって思えるのか。会社を辞めると決めた2月には「台湾に行っておしゃな茶器で茶を飲むぞ」「青森でイギリストースト食うぞ」といろいろ計画を練っていたのに、新型コロナのおかげでこのざまである。どこにも行けない。友達とも会えない。仕事をしていないから新しい人間関係もない。自分が社会から忘れられた存在になりそうで不安だった。でも、まとまった時間で本を読むありがたみを知れたのは唯一よかった。  記者をしていたときは

      • 鶴橋で本を買うということ

         上本町に用事があったので、1か月ぶりに電車に乗った。最近、防災無線に加えてごみ収集車までも「感染爆発の危機が迫っています。不要不急の外出は控えるようご協力を…」とアナウンスしながら巡回していて、家で四六時中それを聞いている。駅のホームで待っている間も、ずっと「お知らせ」が流れていた。散々外出への罪悪感を植え付けられているので、もうその放送は食傷気味だった。各駅電車が来たのは11時くらいだったのもあって、長い座席の端に1人ずつくらいしか座っていなかった。まあ平日の昼間ってこん

        • マイ史跡

           iPhoneによると、昨日は219歩しか歩いていない。なのに、3食に加えて大袋のミレービスケットを食べてしまった。計算すると、一袋で813キロカロリー。おそろしい。素朴な顔した悪魔。2週間くらい前まではStay Homeに抗い、自転車で徘徊していたのに。いまは4畳の部屋にこもって本を読んでは読書メーターに記録して…というルーティーンを繰り返す日々に適応した。今日は散歩をしよう。  スズキナオさんの「深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと」に、「マイ史跡」をめぐる話

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        • ラジオ
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        記事

          オンライン飲み会不適合人間

           オンライン飲み会が大流行している。最近、知り合いとLINEでメッセージをやり取りするとよく「今度みんなでZOOM飲みしよー」と言われる。「やろやろー」と返すけど、なかなか乗り気になれない。  会社内の簡単な会議とか、スマホのビデオ通話でのちょっとしたやり取りならなんにも考えずにできる。なんなら楽しい。でも、オンラインで、リラックスした状態で長時間話すのは難易度が高い。  なんでだろうと考えたら、感情を読み解く解像度が低くなるから。これは私が極度に敏感なだけだけど、実際に

          オンライン飲み会不適合人間

          境界が曖昧な人たち

           やっと1人につき10万円が給付されると思ったら、世帯主が一括申請らしい。ずっこけた。1人ずつにした意味がない。こんなところでも家族制度の維持を示したい…日本だなあ。  国や行政の手続きは少しは簡略化されるのかもしれない。でも、その10万円が必ずしもひとりひとりの手に渡るとは限らない。金遣いが荒かったり、お金を使わせてくれなかったりする家族を持つ、いわゆるDV被害者の場合はどうか。弱い立場にいる人への配慮に欠けるのは、国会議員のほとんどが世帯主だから? 「辛いときだからこそ

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          シオシオの安心感

           ときどき、映画「インスタント沼」が見たくなる。  麻生久美子さん演じる主人公ハナメが毎朝「シオシオミロ」という飲み物を作るのだが、いつもそのシーンを見て、ああこれこれこれよ~と癒される。スプーン10杯のミロに12.5ccの牛乳を入れて混ぜた、どろどろの飲み物。適量度外視で、表題通りのインスタントな沼が完成する。自分だけのささいなこだわりが描かれた映画の世界観が好きだ。  私もこれをよくやってしまう。べったり甘くて、ジャリジャリとチョコの砂を食べている感じに満足する。という

          シオシオの安心感

          自転車徘徊 八尾

           8年ぶりくらいに地元に住むことになった。正直地元のことをよく知らないし、知ろうと思ったこともなかった。大学に進学後、自分で選んで住んだ場所の方が思い入れがある。ミナミにでも繰り出したいが、「不要不急」の用で公共交通機関に乗るのはよくないらしいので、最近は自転車で徘徊している。  この間は、近鉄八尾駅近くの商店街・八尾ファミリーロードに行った。商店街は4つの通りがあり、八尾天満宮や常光寺、大信寺の3つの寺社と隣接している。店の並びに寺があると、昔ながらの下町って感じで安心感

          自転車徘徊 八尾

          ノンポリのリスク

          「僕の感覚としては、社会現象みたいな感じ」。  星野源がオールナイトニッポン(7日)で、うれしそうに報告するのを聞いたときは、まさかこんなことになるとは思わなかった。  これまでもいろんな芸能人が「大切な人を守るために家にいましょう」「この機会に家族と団らんの時間を」「当たり前の日々に感謝し、この苦難を一丸となって乗り越えましょう」などと呼びかける動画を発表している。でも、あまりにも同じような動画が多くなった。家にいても大丈夫な高所得の人間にポジティブに一方的に言われても。

          ノンポリのリスク

          畑原市場

           平民金子さんの「ごろごろ神戸」がとにかく面白い。「神戸欲」が高まり、先月、畑原市場(神戸市灘区)を訪れた。震災や火災を乗り越えたものの、100年の歴史に幕を閉じるという。  阪急王子公園駅周辺の水道筋は、8つの商店街と4つの市場が集まっている。一番大きなエルナード水道筋商店街は、平日昼間にしてはかなりにぎわっていた。スーパーや八百屋に次々と人が吸い込まれていく。シャッターを降ろす店は少なく、どこも日常使いされているようで活気がある。  ここでの市場と商店街という呼び方の

          畑原市場

          無一文で時間をつぶす

           桜並木沿いにある公園のベンチに「立ち入り禁止」のテープが巻かれていた。もう座ってゆっくり桜を見ることもできなくなった。  多少の不満はあるものの、自分に特段支障はない。ただ、ここがホームレスの人の居場所だとしたら。誰でも使える公共の場から実質的に排除していることになるんじゃなかろうか。  いつかこういう違和感も忘れてしまうのかと思うと、自分が感じたことをこうして書き残しておくのはいいかもしれない。というわけで、noteを再開する。  私も公園に助けられた経験がある。とっ

          無一文で時間をつぶす

          ラジオ備忘録

          ◎藤岡みなみのおささらナイト(5/19)  ゲストに「おかし作り考古学者」のヤミラさん。この世に一人しかいないであろう肩書きだ。  以前、シンプルな弥生よりも「何でこんな形にしたの?使いにくそう!」な形の縄文土器の方が好きと話していたみなみさん。そこへ弥生の研究していたヤミラさんがやってきた。  ヤミラさんの選曲はスピッツの「グリーン」。「スピッツは一見爽やかで弥生っぽいのに、縄文なんですよ」。不思議で抽象的な歌詞だけど、本質的なところがあるということらしい。  「唾

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