怒ってもいいことなんてない

子どもを怒ると、怒られたことだけが頭に入ってくるので、怖い、悲しい、苛立つなど、感情が先に立ちます。

怒られて怖くて怯える、固まる、逃げる。
怒られて悲しくて泣く。
怒られて苛立って怒る、叫ぶ、怒鳴る、叩く。


その時にはなぜ怒られたのかはまったく頭に入りません。

相手が怒っている時に怒ってしまうと、火に油を注ぐことにもなります。
怒られたことにイライラして、余計に怒られるような行動が増えます。

大人だってイライラしている時に怒られたら「うるせー!!」と反発したくなるでしょう。

ただ、決して怒るなということではありません。
怒ることもあります。仕方ない。
子どもと接していてずっと許容して笑っているのは無理です。
イライラしちゃいます。
つい怒鳴ってしまうこともあります。


だけど、怒った後のフォローが大切です。

なぜ怒られたのか、どうしたらよかったのかを伝えること。
大事なことは落ち着いて丁寧に伝える方がいいです。

そして、子どもに、あなた自身が嫌いだからとかだめだから怒ったのではないということは伝えてください。

子どもはなぜ怒られたのかわからないと、自分がだめだからだ、好きな大人から嫌われてるんだと思ってしまいます。

怒った後は、大好きだよと言葉や行動で伝えてあげてほしいです。


また、イライラした自分も労わってください。
気持ちがささくれ立つほどいっぱいいっぱいなのかもしれません。

怒ってだめだなぁと思うこともあるかもしれません。
それだけ、子どもに真剣に向き合っている、愛情を持っているということです。

ただし、愛情があれば何をしてもいいということでもありません。

なぜ自分が怒ってしまったのか、怒るほど許せなかったのか、ちょっと自分と向き合ってみてください。
肩の力を抜いて、もう少し考え方を緩めてみると、気持ちも変わるかもしれません。


怒らないで済む方法をお互いのために考えてみてはどうでしょうか。

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