何気ない日常を大切に想う
久しぶりに舞台を観に行きました。
すごい久しぶりだなぁと思ってスケジュールを遡って見たら、前回が2ヶ月半前くらいで、あれ、そんなもんかと…
今日はミュージカル『この世界の片隅に』
この作品は、マンガから、ドラマもアニメ映画も見たけど、ミュージカルになるとまた表現の仕方が違っていて素敵でした。
曲で心情なども表現されるので、マンガなどでは行間になってしまう部分も細かく表現されてより心に響く気がしました。
歌ってすごいんだなと感じました。
冒頭から、ストーリーも何もまだなく、ただ役者さんみんなで歌ってるだけなのに涙が出てきて…
結局公演の3分の1くらいは泣いてたかもしれません。少なくとも後半はほぼほぼ泣いてました(T ^ T)
曲はすべてアンジェラアキさんが作られたそうで、素晴らしかったです。
今日の主演は昆夏美さんで(W主演なので)、テレビの歌番組では見たことがあるけれど、舞台で観るのは初めてでした。
歌がとてもお上手で、声がパワフルで、それにも心を震わせられました。
久しぶりの舞台で、生のエネルギーをたくさんもらいました。
『この世界の片隅に』は戦時中のお話です。
私の地元は広島が近く、小学生の時には広島に修学旅行に行くために戦争の本やマンガ、アニメにたくさん触れる機会があったからか、私は今でも戦争中の話に関心があります。
戦争を描いた小説やマンガ、映画は見ている方だと思います。
その中でも『この世界の片隅に』は、戦時中の普通の女性の日常を描いていることが珍しい作品です。
戦時中ではあるけど、趣味があって、人と仲良くして、恋愛をして、やきもちを妬いて、嫁ぎ先での居場所に悩んで、悲しんで、怒って、笑って…現代の私と変わらない気持ちがあって共感できます。
そして、だからこそ、その日常や心情と戦争のギャップに切なさも感じます。
平和な今の日本で、大切な人が側にいて、居場所があって、おいしいものを食べられて、好きなことが自由にできる。
そんな何気ない日常の1つ1つを大切に想って生きようと思いました。
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